回答
話としては、
・制作部門と馬が合わない
・営業職のみの会社に転職をしたい
という2点についての相談でした。
結論としては、転職を検討するということになりました。
「制作部門と馬が合わない」
まずは、彼女の仕事内容についてお伺いしました。
彼女は転職して4社目の会社で、アパレル関連の営業を行っています。
アパレル企業に訪問をし、店頭POPなどの制作物を獲得し、その制作物を社内で制作を
する仕事をされています。
日々、時間が不規則なアパレル担当者と打合せをし、提案をして、受注を積み重ねているようです。
契約をすると、その内容を社内共有をし、制作部門と打合せをします。
その打合せ内容を元に作成された制作物に対して、納得がいっていないようです。
制作部門が営業が指示をした通りのものを作成してこない、という状況のようです。
このような状況はよくある話です。
以下のような理由ではないでしょうか。
・営業自身が上手に指示を伝えることが出来ていない
・お客様側も希望が抽象的かつ感情に沿ったものなので、明確な完成品イメージがない
・制作部門側も営業の意図を汲み取る能力がない
・制作部門側が、よかれと思ってオリジナリティを出したものが裏目に出ている
・営業担当の性格と制作担当の性格があまりにも違うので、適切な意思疎通が出来ていない
・上長がきちんと話を付けられていない
・営業が興味あるのが「スピード・納期」なのに対して制作が興味があるのが「クオリティ」
・お客様の意図を営業が汲み取れていない
・人の気持ちを考えて発言が出来ていない
あげれば、キリがなさそうです。
相談されたGさん側の主張としては「営業が偉い」という主張。
これに関しては、色々な意見があるものの、「営業の方が受注してくれている」という感覚は、制作部門の方は持っている場合が往々にして多く、それをきちんと伝えていないケースがあることなどは共有させていただきました。
しかし、気が収まりそうにはありません。
何かにつけて、理解のない発言をされているようです。
「営業職のみの会社に転職をしたい」
状況としては、事実としてお互い様…という側面はありそうですが、
まずは彼女の話をお伺いしてみました。
社内でこのような嫌な思いをするのであれば、営業だけの会社に行きたい、という話のようです。
そうすれば、営業という意思疎通が取りやすい人達同士でストレスがなくなる、と
考えられているようです。
少し熱くなっているようでした。
一理あるとは思うのですが、事実として以下をお知らせさせていただきました。
-営業だけで成り立っている会社はない-
ということです。
勿論、相談者の方の理解の上だとは思いますが、営業の周りには総務、人事、経理、経営層など色々な職種の方が最低限いらっしゃいます。
さらに、転職先の業種にもよりますが、社内に制作部門がなかったとしてもその分外部委託の形で仕事を社外に出すのであれば、往々にして同じことはおきかねません。
現在の職場で改善できる範囲はないのか、上長にそのことを相談しているのか、
何かほかに出来ることはないのか、などを考えてみるようにお話させていただきました。
しかし、「上長も頼りにならない」ということで熱くなられています。
結果的には、「転職を検討していく」ということになりましたが、
お話を沢山お伺いすることがGさんをスッキリさせるキッカケにもなったようで具体的に次のアクションを決めるというよりは、また相談が必要であればする、
とい形で面談を終えました。
このように感情的になっている際は、心に寄り添うようにしているのですが
お話をきちんとお伺いすることで、心が整理されていくこともあります。
第三者に状況を相談することで、自分が悩んでいる部分の本質が見えてくることもあります。
そのためにエージェントに相談をしたり、感情的にならず自己分析をしてみることで
落ち着いて未来を考えることができるようになります。
変えられない事実と今熱くなっている感情を切り分けて考えていくことをお奨めします。
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