相談者の声

【相談】Sさん30代男性「やる気が出ない。退職をしたいと思っている」

Sさん30代男性
Sさん30代男性
営業管理職をしているのですが、やる気が出ない日々を送っています。退職をしたいと今、考えています。

回答

話としては、
・営業管理職をしていて、やる気がでない
・退職をしたい
という2点の相談でした。

結論から言いますと、転職先を探し始めるということになりました。

「営業管理職をしていて、やる気がでない」


まずは、彼自身の仕事についてお伺いをしました。

彼は、転職して2社目の会社に勤務中で営業職。
営業はトップセールスだったようで、それが認められて勤務3年後にスピード出世でマネジメント職に就いたようです。

そのマネジメントが彼を悩ませているようでした。
部下を上手に扱えない、とのこと。

彼は営業としては、顧客と仲良くなり契約を沢山もらえていたので、
部下に対しても簡単にコミュニケーションが取れると思っていたようですが、
日々不満が自分ではない人経由で部長などに伝わるようで、いつも部長から叱られているようでした。

当然コミュニケーションがうまくいかないので自身のチームのチームとしての成績もあがっていないようで、それもまたやる気を削いでいるようです。

ここで事実としてお知らせしたのは、一般的には営業職と営業管理職、つまりはマネジメント職では求められるものやスキルが全く異なります。
そのこと自体は、彼自身も理解しているようで、可能であれば自分ひとりで動くという「営業職」に戻りたいと感じているようでした。

その希望を会社に伝えるのも疲れる、とおっしゃっているのも印象的でした。
ただ、営業の仕事自体にはやりがいも感じているようでしたので、こちらからは「まずは会社にそのことを提案してみたらどうか?」というのをお話させていただきました。

ご本人もそれについては、納得している様子でした。

「退職をしたい」

上述の内容が関係していそうですが、なぜ「退職」まで考えが及んだのかを
お伺いしました。

それは、やはり「部下を思い通りに動かせない」という自身の自信のなさが周りに伝わっているのが辛く、この環境にいたくないように感じられていました。

営業職に戻る提案ももちろん、してみるのは手というのを伝えましたが、
考え方の一般論として以下をお知らせしています。

「部下はそもそも思い通りに動かない」

「動かす」というのは手段であって、目的ではありません。
営業管理職やマネジャーの方は、格好よく部下を動かしたいと考えてしまうもの。
ただ、部下自身も考えていることや日々の仕事がありますから、
上長の思い通りに動きたい…というのは考えないはずです。
部下をきちんと知って、思いや目標を共有して、初めて動いてくれるのではないでしょうか。

キャリアコンサルタントがこのように各論に迫ることは、
相応しくはないのですが、営業管理職出身なのでより具体的な話をさせていただきました。

この話には相当に納得感があったようで、
上述の会社への提案は進めるものの、考え方を1つ得たような表情を見せてくれました。

また、提案が通らなく、自身の考え方を変えて今の環境で頑張れないのであれば、就業しながら転職活動をスタートするもの手だということでまとまりました。
退職を決断することはできますが、その後の転職先がすぐに決まる保証はありません。
就業中に次のことを考える、ということにまとまりました。

このように、マネジメント・管理職をスタートした段階で悩む方は多いです。
1プレイヤーとしての仕事とマネジメント職では仕事内容が異なってきます。
そのことを「正しく職種を知る」という意味できちんと理解してから今後を
考えていくことをお奨めします。

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