回答
話としては、
・大手企業で勤務しているが、ベンチャーに行きたい
・転職先を既にピックアップしている
・転職活動をこのまま続けていいか
という3点についてのご相談でした。
結論から言いますと、やりがい重視の方で既に自分で決めることが出来ているので、転職前の不安を払拭すれば転職活動は続けていいのではないか。
そんな形でした。
「大手企業で勤務しているが、ベンチャーに行きたい」
現在勤務中の大手は、誰もが知る大手企業。
終身雇用制度の名残りもあり、安定して定年まで働くことができそうな職場。
ただ大手なだけあり、何事を提案するにも組織に階層がありすぎて時間がかかるということ。
ここに関しては「企画が通る」ことと「時間がかかること」は全く別物なので「時間がかかること」に着目しているのであれば、時間軸に不満を感じているのは理にかなっていると思います。
ベンチャーというのは、先行き不透明な挑戦者。
大手より決断スピードが速い分、大手より資金が潤沢ではないこともございますから結果的に成功確率が下がってしまう可能性もあることは理解していないといけません。
決断が速い＝成功確率があがる、という場合も時代の流れに沿う意味では正しいですが、かけられる資金やスキルという面では、大手の方が良い場合もあります。
基本的に大手の組織階層も「成功確率をよりあげるため」であると思います。
しかしながら、それは現実的に考えて「成功確率をあげる」というよりも、自己保身的に階層にいる上長が検討に時間を使ってしまっている、という事実もあります。
最後は自分の選択だということを把握していただきました。
「転職先を既にピックアップしている」
また、転職先を既にピックアップしているとのことですが
転職先に対して何が不安かというと「会社の将来性」とのことでした。
会社の将来性に関しては、会社業績や市場成長性などが絡んできます。
上場していない企業は業績公開をしていない場合が多いため、出資者や投資家など
周りにどんな方々と働いているのかは1つ参考資料となると思います。
また、業績は公開されていないものの、口コミサイトやその企業のニュースなど
周りから確認する方法はあると思います。
特に市場成長性に関してはニュースがインターネットで容易に検索できますから
まずは自らの目で「●●業界」と検索をしてみることで状況がわかると思います。
今回の「宇宙領域」ということであれば、これから伸びると言われている成長産業です。
また、業績公開されていないものの、その企業として重要としている項目(KPI)などが存在することが多く、それが達成できているか？も重要だと考えられます。
これらも面接・書類選考時に気になることは聞いてみることが良いと思います。
調べられることは調べて、それでもわからないことは転職希望先にきちんと確認すれば良いのです。
「転職活動をこのまま続けていいか」
「転職活動を続けていいか」という心理はどこから来ているのかお伺いすると、
「長く可愛がってもらっていた会社・メンバーに対して」というものでした。
ここに関しては、最終的に決断するのは自分であり、自分の人生なのでどちらを取るかという「選択」というアドバイスをしています。
今回の件で「年収は？」「勤務地は？」「平均年齢は？」という新たな転職希望先についてのご質問と「現職の年収は？」「現職の勤務地は？」「現職の平均年齢は？」などの現職についてのご質問を対比することでご本人が何を重要視するかを明らかにしていきました。
それは、「やりがい」でした。
今までやりがいを感じていた瞬間や出来事を整理し、それが転職先で感じられそうだと考えているようなので、少し背中を押しました。
最終的には見事、内定を得ることが出来、内定を得た瞬間で再度検討しましたが、
無事にベンチャー企業に入社することになりました。
漠然と気になることを箇条書きで書き、それを1つ1つひも解いていくことで、自分が就業先に求めているものが明らかになってきます。
メモ書き程度でスマホでもメモ帳でも書いてみるのをお奨めします。
オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ
