回答
話としては、
・作成したデザインに対して、改善の声がない
・皆で制作を行う気持ちがない
・誰も関心を寄せていない
という3点についての相談でした。
結論としては、転職を検討するということになりました。
「作成したデザインに対して、改善の声がない」
彼女自身の仕事についてお伺いさせていただきました。
彼女は、あるWebサービスのWebデザイナーをされていました。
チームメンバーは9名で、エンジニア出身のリーダー、エンジニア3名・Webディレクター3名・Webデザイナー2名の構成。
以前は、各人が制作したものや、開発したものに対して「あーでもないこーでもない」と
意見を言い合って一緒にサービスを創り上げていっているようでした。
それが楽しくて仕事のやりがいにも繋がっているようでした。
ある時、リーダーがエンジニア出身になったタイミングから
リーダーが「各職種、プロフェッショナルな意識で」という号令の元、
雰囲気が変わったようで自身と違う職種が制作したものに対して触れ合わない雰囲気に
なってしまったようです。
それ自体が良い悪いわけではないのですが、リーダーが変わってチームが変わることは
よくある話です。
彼女は以前の方が良いと思ったようで、すぐに新しいリーダーに「職種を超えて指摘をしあおう」と提案をしたようです。その場でリーダーも「それはいいね!!」と言ってくれたものの、何も変わらなかったようです。
「皆で制作を行う気持ちがない」
彼女がなぜ、そのように感じているのかをお伺いしました。
彼女曰く、各人が指摘をするようになると、「じゃあ最初から一緒にやろう」となり
そこに修正が入ることにより納期が遅れる可能性が背景にあるのではないか、とのことでした。
これは多いにありそうです。
良かれと思って指摘をしたことによりスケジュールが遅れていって、最終納期が遅れる。
その納期を調整したり判断したりするためにリーダーがいるのだと思いますが、
リーダー自身は納期を守ることを最優先するタイプのようで、それらが皆で
制作を行う気持ちがないように見えました。
「誰も関心を寄せていない」
その真意をお伺いさせていただきました。
上述の状況から、各メンバーへの関心が薄れているように彼女には映っていました。
では、彼女と同じような気持ちになっているメンバーは他にはいないのでしょうか…?
彼女はそのようなことを考えたことがないようで、話しているうちに
「私も自分のことばかり考えてた」と妙に納得した表情を見せてくれました。
その後にお伺いして分かったことなのですが、リーダーの方は受託開発の出身者。
納期を守ることは、特に絶対である環境でお仕事をされていたので、そのような気持ちが
あるのはとても良いことだと思います。
納期が遅れるのが良いとは考えられないですが、それでも、「より良い」ができるのであれば自社のWebサービスなどでは考えることもあるとは思います。
もしかしたら「納期を守る」と「顧客に受け入れられる」のバランスなのではないか…
というのは話を伺っている中で感じたため伝えさせていただきました。
本件は、彼女自身の感情が事実として起きていることなのか、感情という名の勘違いしている部分なのか、というのが非常に曖昧だったように思いました。
「自分がそう思っているから周りも思っている」と感じられることもあれば、
「自分が思っているだけで、周りは思っていない」こともあります。
「自分が思っている。周りは考えてもいなかった」ということもあります。
事実としてどのような事が起きているのかを1つずつ確認をしていくことで彼女の気持ちが少しずつ晴れていくのを感じました。
今回もそうですが、事実と感情をきちんと整理をしていくことをお奨めします。
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