キャリアの考え方

企業側の人員募集には、きちんと理由や課題がある

今回は、採用企業側の目線に立って、
求人募集をしている募集背景について少し考えていきたいと思います。

転職活動などをするときにWeb上に企業側からの募集要項などがあるとは思います。
募集要項の前に「理念共感」を促すパターンが現在は多くあるように思います。

「~な世界を実現したい、そんなサービスを運営し、仲間を集めています。」

このような形です。
その後、募集背景や募集要項などを掲載し、応募を促す形です。

理念に共感する重要性はこちらでは触れませんが、
企業が大切にすることなので、共感するに越したことはないのは既に周知の通りです。

募集要項に関しても、自身のスキルやマインドと合っているのかを見る上では
非常に重要な点です。

今回触れたいのは、募集背景について、です。
多くが「事業拡大」「新規事業創出」「申込殺到につき、人出が必要」など
ポジティブな意味で募集背景を書いていることが多いのではないでしょうか。

しかし、募集背景をその企業の課題と捉えてみるのをお奨めしています。

課題として考えられることは…

権限移譲…強力なリーダーシップの元、進めてきたサービスの事業責任者を
経営に集中させたいので、権限移譲する人を探している。
内部から昇格させるより、新しい風を取り入れたいと考えている。

人材大量募集…問い合わせリードが増えているため、拡大しているように
見えるが、入ってきても教育してくれる環境があるわけではないので、
中々育たず、すぐに退職になってしまう社員が多い。多く集めて、
ふるいにかけて、残る社員を大切にしたいと考えている

新規事業創出…社内でも新規事業を創出しようと動くが、どうしても兼務だと
本業の業務に支障が出るため新規事業にリソースを割くことが出来ない。
過去に社内で新規事業創出を試みたが、うまくいかなかった

上記は一例ですが、これらを正直に不特定多数に向けて募集要項として
書くことは少ないのではないでしょうか。

但し、ポジティブな面だけではなくネガティブな意味での募集が
あることは把握しておくべき事柄です。

転職エージェントなどに相談に行き、良い求人を紹介された際には、
上記のような「募集背景」をきちんと確認し、その課題を解決したことがあるか、
みたことがあるか、想像のつくものなのか、などは今一度検討してみる必要があると考えています。

募集背景という言葉1つとっても、掲載内容のみでは本当の課題が見えないままになることも多くあります。
その際には、転職エージェントの方を頼り、本当の課題を明らかにして入社を検討していくのもお奨めです。

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