回答
話としては、
・大手企業に転職をしたい
・webマーケティングのキャリアを積みたい
という2点についてのご相談でした。
結論から言いますと、大手企業への転職活動を開始するということになりました。
「大手企業に転職をしたい」
大手企業に転職をしたいということですから、今いるのは中小企業のようです。
なぜ大手企業に転職したいと考えているのか？ということから伺っていきました。
すると、現職は中小企業ということで「賞与が出ない場合がある」「女性のキャリアが積みにくい」という不満をお伺いしました。
賞与に関しては、大手でも業績によって支給されないことは多々あるという事実を説明しました。
賞与は、会社独自制度によることが多く、
業績連動で支給額が決まる会社や月額給与の●ヵ月と決まっていることが多いため、
そこはきちんと意識をするように知識として説明をさせていただきました。
同様に女性向けのキャリア形成については中小企業でも揃っているところも多く、
大手企業だからといって整っているということではないことを説明しました。
一方で大手企業は、女性管理職比率の問題と特に向き合っているところも増えていることもお伝えしています。
知っているつもりで確かめる場がなかったようで、
そこはクリアになり大手企業である必要性が良い意味で薄れて、今後の選択肢の幅が広くなったようでした。
「webマーケティングのキャリアを積みたい」
彼女が考えるWebマーケティングのキャリアについてお伺いしていきました。
彼女が考える「キャリア」は徐々にいろいろな知識を得てそれを試していけるということでした。
Webマーケティングについても「誰に何を」という根本の設計から、4Pなどの手法の話などもありますが、彼女は販促費などをダイナミックに数百万円～数千万円を利用して大きなプロモーションなどをしてみたいということでした。
Webマーケティングのキャリアの話の中で「知識を得る」という点で
「研修制度が整っているところが良い」という意見が出ました。
確かに大手は若年層に対して研修制度が充実しているところは多いです。
きちんと知識を入れることに予算をかけていることがあります。
中小企業はすぐに現場で仕事を覚えることを重要視しているため、スクールなどで研修にいくことよりも、OJTの形でいろいろな業務に現場で触れてもらう機会を増やしているところもあります。ですから、中小企業が悪いわけでもありません。
それらの全体的な傾向をまずは理解してもらいました。
販促費に関しては、
こちらも中小企業で大きな予算を使っているところもあるという知識を伝えました。
少し専門的な話にもなりますが、スタートアップ企業などは資金調達を積極的に行い、販促費や人件費に活用することも多く、売上の前段階のKPIを達成していくために赤字になっても販促費を投入することは多くありますので、一概に「中小企業は販促費が低い」とも言えません。
一方で大手だと売上予算自体が大きくなることが多いため、
確かに相応の販促費が設定されていることも多いという事実も伝えています。
そのような知識を説明している中で、やはり
「大手で研修などをしていただきながら、大きな予算を動かし、大きな予算を通じて社会を大きく動かすことをやりたいと考えている」という形で志望内容なども少しずつ鮮明になっていきました。
ご本人は、漠然とした希望が確固たる希望になっていったとのことで
とてもスッキリした気持ちになっているようでした。
このように「～したい」という言葉の背景には、課題や自分なりの仮説が潜んでいることが多くあります。
今回のように知識不足から、「何となく」という形で仮説があがっていることもしばしばございます。
それら仮説をきちんと正しい現場知識という形で検証をし、自らの課題解決策としての「転職したい理由」を明らかにすることで前向きになることも多々あります。
まずは、「～したい」から考えることは、とても重要です。
それを少しずつ明らかにするために知識をインプットし、そのアウトプットを整理してから求人応募という段階に進んでいくのは遅くはないのではないでしょうか。
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