回答
話としては、
・会社の制度としてエリア限定社員制度が出来た
・出世も関係するため、応募しようか迷っている
という2点についての相談でした。
結論としては、エリア限定社員に応募するということになりました。
「会社の制度としてエリア限定社員制度が出来た」
まずは、Iさんの仕事内容についてお伺いしました。
Iさんは神奈川県内の某有名アパレルショップで副店長をされています。
日々流行が変わる中で、販売を加速させるための戦略などを店長と共に
立て、メンバー教育なども積極的に行っているようです。
仕事自体は非常にやりがいを感じており、長く続けていきたい、
という気持ちもあるようでした。
Iさんは3年ほど前に社内結婚され、今年息子も生まれる予定のようで、
住宅購入なども検討しているようです。
そこで、タイミングよく会社からエリア限定社員制度というのが
発表されたようです。
選択式で「県」などを選ぶことでその県外への異動がないことが
保証されるようです。
単身赴任や自宅から遠い仕事先になることを自分も家族も
求めていないので、自身にとっては嬉しい制度なので応募を検討しているようでした。
「出世も関係するため、応募しようか迷っている」
しかしながら、エリア限定社員に応募して採用されると、
今後の会社での出世についても限定的になるようです。
これについて、Iさんは
「おかしいのではないか?」
と考えているようです。
しかしながら、人事部門からの回答は「ルールだから」とのこと。
これらについて、意見をIさんから求められましたので
あくまでも1個人として回答をさせていただきました。
人事部門の回答がその一言だけなのであれば、
それについてはもう少し説明をしてもらうのも良いかもしれません。
先の「おかしい」ということについては
著者としては、合理的でもあると考えています。
会社としては、自身の人生を優先させることも選択として与えている分、
会社のこれからを優先させる選択もあると思われるからです。
会社に捧げてくれる、サービスに捧げてくれる、という方を
優先的に出世させて会社を任せると考えるのは、ある意味で普通です。
今後会社にとって他県に行く選択肢が業績拡大に繋がるにも関わらず、
ご家族と離れたくないという理由により「断る」という選択肢が
会社としてはないからです。
これらについては、エリア限定社員を使う人にだけメリットがあるわけではなく
異動を伴う総合職の方と何かしらで差がつく制度になっているのは
制度としても「おかしい」とは思えません。
それらを回答差し上げると、「そうですか、そうですよね…」と
納得されました。
本件では、会社の制度を通じて自分の今後を考えるキッカケとも
なったようでした。
会社の制度自体に一喜一憂するよりは、自らがどのような環境で
働きたいか、というのを場所と共に考えていくのもお奨めです。
今一度中長期的にどのように働くのが良いかを検討して
いくことをお奨めします。
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