相談者の声

【相談】Oさん30代男性「営業がやりたいけど、やらせてもらえない」

Oさん30代男性
Oさん30代男性
営業がしたくて転職をしてきましたが、人が足りなくなったマーケティング部門を任されている。考え方として役に立つとは思っているのですが…

回答

話としては、
・現在はマーケティング職をしていたが、営業職をしたいがやらせてもらえない
・マーケティングの考え方は役に立っていると感じている
という2点の相談でした。

結論から言いますと、マーケティング職を続けながら社内異動希望を出すということになりました。

「現在はマーケティング職をしていたが、営業職をしたいがやらせてもらえない」

まずは、どのような経緯で今の状況になっているのかをお伺いしました。

彼は転職して3社目。
今までの2社では営業職をやっていたようで「商材を変更したい」という気持ちをもって
今のメーカー営業職に転職をしたようです。
面接時点で「営業希望」ということは伝えているので、営業職として採用されました。
しかし配属前に「マーケティング職」の人員不足により、配属されたのはマーケティング部門でした。

配属後も「当初の話と違う」ということは、人事部門に知らせているようでしたが
簡単に異動はできない、ということを言われてしまいました。

さらに彼が納得がいっていないのは、彼がマーケティング部門に配属された後に
営業部門は営業採用を行ったりもしているようです。
確かにこれは納得がいかないだろうなぁ…と思いましたが、以下をお知らせしています。

・配属された後に人事部門に伝えても上手に希望が通らない場合がある
・営業をしたい理由などを明確に知らせないと、なかなか聞き入れてもらえないことはある

前者についてですが、人事としてはその相談がある時点で一定の確率で所属部門の
部門長(マーケティング部)に相談をします。人事が「こうした方が良い」と話す前に、
まずは所属部門に確認するのは普通の流れです。
その所属部門長がポジティブに考えれば「彼は良い人材だから所属させてほしい」
ネガティブに考えれば「彼は今は育てている最中。そんな簡単に異動させないでくれ。人が足りないんだ」という形で断ってしまうのは容易に考えられることです。

後者についてですが、なんとなく人事部門に「話が違う」と伝えたり、「異動したい」と伝えても人事部門からすると、多少駄々をこねている、という風に捉えられるということがあります。
これは、人事部門の問題ではなく、伝え方の問題であります。
きちんと明確に理由を伝えないと、すぐに異動をすることなどは出来ないことは多々あります。

「マーケティングの考え方は役に立っていると感じている」

彼がなぜ、このような考えになっているかについてお伺いしました。

今まで営業職をずっと続けていく中で、日々の営業活動の一環で
市場調査をしたり、顧客のことを調べたり、競合を調べたりすることはあったようです。
初めてマーケティング職に就いて、理論などを元に分析を行ったり、
競合状況を把握して自社の強みを把握したり、Webマーケティングの一環として
広告活動を行ったりすることは、今後にとって役に立つと感じているようでした。

現在は、アシスタントとして補佐を中心に行っているようですが、
その先にはディレクターとしてWebのディレクション業務など重要任務を
担うこともキャリアとしてはあるようです。

とても役に立つことを学べているようですが、営業職には就きたいという意思は
あるようです。

そうなると、選択肢は限られます。
きちんと上長に意思と共に知らせていくのか、
転職を再度検討するのか。

彼自身はこの会社で実績を出していきたい気もあるようで、
上長にきちんと話してみることになりました。

ほどなくして、異動が叶ったという連絡を貰いました。

彼のように、入社時と違う職種に就くことになってしまうことは
一定数あることです。入社時にきちんと説明をしている会社もあります。
自分自身の認識の違いが起きないように、気になる部分は入社前にきちんと
確認を行いましょう。

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