キャリア・プランニング・プロセスとは、キャリア形成を図る際の論理的な手順です。
自分自身のキャリア形成を考える際の指針となるものであり、
キャリア形成を考える際の手順です。
キャリアカウンセラーはこのような手順を学んでいますが、
求職者側もステップとして意識しても良いと考えています。
以下の通りです。
ステップ1:意思決定の必要性の自覚
ステップ2:自己の再評価
ステップ3:職業・仕事の特定
ステップ4:選択肢に関する情報収集
ステップ5:仮決定
ステップ6:教育・訓練
ステップ7:就職・異動
今回は、このうちの「教育・訓練」「就職・異動」について書きたいと思います。
「教育・訓練」に関しては、今までのステップにおいて必要な能力や
スキルを把握できていると思いますので、その準備をすることです。
高校生であれば、就職の際に必要になりそうな専攻科目を大学で選んでいく、
大学生であれば、就職前の学びや必要に応じて大学院の専攻科目を選んでいく、
社会人であれば、考えなくても良い場合もありますし、必要に応じて再訓練を
受けて現在のスキル向上を図る必要があることもあります。
転職エージェントや転職サイトは基本的には、転職先をすぐに紹介することが
多いため、このような「教育・訓練」については直接的に支援することが多くはありません。
但し、最近では営業職やエンジニア職になりやすいように、教育面から指導をしてくれるエージェントも多くなってきています。
興味ある職種に経験が必要だと感じたら、そのような研修プログラムを受けてから転職するのも手です。
そして、これらステップの最後には「就職・異動」に進んでいきます。
ここに至るまでに多くのプランニングを実施し、情報も多くなっていると思います。
後は、実際に行動するのみになります。
ここでは概略だけ記載したいと思います。
■就職口の見つけ方
・ハローワークなどの公的機関
・転職サイトや転職エージェントへの無料登録
・直接企業ホームページなどからの応募
・人脈などの活用、友人の紹介等
近年、リファラル採用という形で友人紹介での採用が増えています。
リファラル採用とは?
友人・知人を経由して採用をすること。
求職者からすると、信頼できる方の紹介なので事前に気になることを聞いたりもしやすく、
働いた後のイメージもとてもしやすい。
雇用側からしても、既に働いている社員の紹介という安心感から、
企業色に合った採用をすることが出来、何よりエージェントや自らで採用活動をするよりも
速く安く採用することが出来る。リファラル入社による金銭面での特典などを社員に
用意する企業も増えています。
■良い応募書類の書き方
ジョブカードや履歴書、職務経歴書などをどのように書いたら良いのか…は
とても難しいポイント。
エージェントなどでは丁寧に添削してくれるところもありますし、
キャリアカウンセラーの方などに相談してみるのも良いと思います。
職務経歴などを添削する専門家のジョブカードアドバイザーという資格経験を持つ、
キャリアカウンセラーの方もいらっしゃいますので相談してみるのも良いと思います。
■面接の受け方
まずは、企業側になったつもりで「求職者の何が気になるだろう」と考えてみることが大切です。
面接で質問されることは、想定できることから、その企業オリジナルの想定できないものまで多々あります。
転職エージェントでは面接対策をしてくれるところや、企業のオリジナル質問なども把握しているところもあります。聞いてみることもお奨めです。
但し、相談される方に一番伝えたいのは「自然体で受け、自然体でいられるかどうか」を重要視することをお奨めしています。
ただでさえ、「面接」という特殊な場でありますから、互いが創ってしまうことは否めません。そんな中でもいつもの自分でいれるかどうか、は重要視しても良いと考えています。
このように「就職・異動」では、流れをまずは把握することが大切です。
キャリアプランニングプロセス同様、自らの興味を持つところから始めても構いません。
少しずつ実際の行動に移してくことをお奨めしています。
オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ