転職決断に至る前段階として、
何かしらに「ストレスを感じている」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「ストレスとは?」「その要因」について少し書いてみたいと思います。
ストレスとは、元々物理学の分野で「歪み」を意味しているものです。
それが生体に対しても使われるようになりました。
主には、自分の内にあるものではなく、外部環境・外界からの刺激を受けることで
歪みが発生します。
では、例えばどんな外からの刺激があるでしょうか。
以下に記載してみます。
物理的…
暑さ・寒さなどの気温の変化、騒音、紫外線、放射線、遠い道のりetc化学的…
排気ガス、悪臭、異臭、薬物、毒物etc生理的…
飢餓、運動、外傷、手術、感染(細菌・ウイルス)、過労、障害etc心理的…
恐怖、怒り、不安、不満、葛藤、緊張etc
「あ~確かにストレス感じるなぁ」と思う外からの刺激があるのではないでしょうか。
これら外部環境の変化に適応しようとするものが「歪み」となります。
その歪みに対する身体の働きが「ストレスに対する反応」です。
「ストレスに対する反応」は人により異なります。
就職・転職を決定する雇用側もその反応を事前に知りたがる場合もあります。
いわゆる就職・転職前の診断テストなどで表される「ストレス耐性」が代表例です。
このような外部環境の変化などに耐えられるか、適応していけるか、というのを見られています。
「耐えられるから良い」「ストレスに強い」という考え方で評価すること自体には、少し賛同できない部分はありますが、そのような指標があることを知っておくのは良いかと思います。
このような外からの刺激のうち、
特に、心理的なストレスを抱えている方が近年非常に多くなっています。
例えば以下のようなストレスです。
「会社や周囲の要求に応えようとする」
「会社の上長が無理に感じるお題を出してくる」
「取引先が納期を短くしてくれと要求をしてくる」
「今後自分が会社でどうなっていくのか不安」
思い出せば、いくらでも相談例は出てきます。
これらは、いずれも「ストレス」でありますし、適応していかないといけない場面もあります。
その目標に向かって意欲的に課題を達成し、その過程で適応能力が向上していくこともあります。
但し、心理的ストレスは良いものにも、悪いものにもなると考えています。
その刺激自体をどのように自分で感じて評価をして捉えるのか。
この感じ方・捉え方によって、適応・対応能力が問われるのですが、対応の仕方によっては良い緊張感を生み出し、よりより成果に繋がることもあります。
スポーツ選手は、ストレスとの向き合い方を日々感じるのではないでしょうか。
「試合」のために日々練習を多く行い、「試合」に備えます。
その試合までの過程において、心理的ストレスを多く感じる方がいると伺います。
緊張などをしない方ももちろんいらっしゃいますが、ある程度の「緊張」という心理ストレスを抱えることで「緊張」との向き合い方も理解しながら、そのストレスを力に変えています。
会社で働く方も「試合」はありませんが、「商談」「納期」「重要会議」「評価査定日」
などへのストレスはありますよね。
ある程度「あるのが普通」という心の持ちようで変わってくることもあります。
いずれも、付き合い方が重要です。
このようにストレスは良いストレス・悪いストレスがあります。
まずは、ストレスとは何かを知り、自らのストレス要因を把握し、
上手にストレスと付き合っていくことがメリハリある就業生活を送れると考えています。
オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ