キャリアの考え方

転職を決定するまでの8つの意思決定スタイル

転職をする、現職に残る、転職サイトで情報収集をする、エージェントに行く…
人生は多くの意思決定サイクルがまわっています。

今回は、アメリカの心理学者、ディンクレッジ(1968)が述べた8つ意思決定
スタイルについて簡潔に書きたいと思います。

計画的に意思決定を行っていくのが良いとされますが、自らがどんなアプローチで
意思決定をしているのか、把握すると良いかと考えます。

計画型スタイル

体型的、段階的方法で意思決定を行おうとするスタイル。
具体的には、以下の段階を踏んで意思決定するスタイルです。
最もオーソドックスかつ、体系的に物事を捉えているタイプになります。

1)決定事項の明確化
2)情報収集
3)選択肢の明確化
4)根拠の評価
5)選択肢の中から最終選択
6)行動
7)決定と結果の検討

苦悩型スタイル

体系的、段階的に意思決定を行おうとしますが、複数の選択肢を見つけ、
各選択肢に関する情報を収集し、その中から1つ選ぶという段階に没頭しすぎて、
意思決定までたどり着けないスタイル

衝動型スタイル

その名の通り、衝動的に行動してしまうスタイル。
体系的アプローチがわからないか、それに価値を置かないスタイル。
決定は比較的早く、その後にほかの選択肢を探したりします。
情報収集は苦手。

直感型スタイル

計画的ではなく、自ら良い結果が出そうな選択肢を選ぶスタイル。
自らの目標決定は早いのですが、それは情報に基づいたものではなく
自らの経験や判断軸から来ています。

従順型スタイル

他人が自分のことを決めるのを許すスタイル。
他人に委ねてしまう傾向も比較的強い。
個人のやりかた、もしくは社会的規範に従う。

延期型スタイル

意思決定の必要性はわかっているものの、恐怖心、情報欠如、
やる気のなさなどから決定をとにかく延期し続けるスタイル。
無意識に延期しているタイプも多くいらっしゃいます。

運命論型スタイル

「運命」という名の通り、人生の出来事は自らの力でコントロールできるものではなく
外部の力によって定められていると信じているスタイル。

無力型スタイル

意思決定をしなければならないことはわかっているが、それに至るプロセスまたは
結果が恐ろしくて、前に進めないスタイル。

以上の8つがあると考えられています。

自分自身はどのスタイルに当てはまるでしょうか。

1の計画型がもっとも綺麗に意思決定できるスタイルですが、

経営者などはスピードを優先するため、
直感という名の経験からくる意思決定なども多くしていると思います。

レストランに入った時のメニュー決めの意思決定は、
計画型までこだわる必要はないと思います。

人生の節目などの大きなイベントである、
転職やこれからの就業生活を考える時は、きちんと計画的にアプローチをしていくことをお奨めします。

オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ転職ナニカラのオススメ転職サイト記事へ