自分自身の年齢や役割からやりたいこと・やるべきことを理論から考えることもあります。
その1つにスーパーが提唱した発達理論があります。
今回は、スーパーの発達理論について、簡潔に伝えられればと思います。
スーパー
「人生は、それぞれの時期で果たす役割(ライフロール)の組み合わせである」
スーパーはライフステージとして、以下があると説いています。
ライフステージとは、人生の長さ・生まれてから今・段階を指します。
0歳~成長期
15歳~探索期
25歳~確立期
45歳~維持期
65歳~解放期
社会人になり、3年ほど経ったときからを確立期、
45歳と子育ても落ち着いた頃を維持期、
65歳と定年を迎えた時を解放期としています。
このライフステージに対して、役割(ライフロール)があります。
自分自身の役割です。
役割は、人生の時期によって内容も密度も異なる。
役割は、興味・能力・価値観によって内容も異なる。
役割は、少なすぎると退屈で充実感が得られない。
つまりは、自身がどのライフステージにいて、それに対して
どんな役割をしているかで自身の今いる場所や方向性を考えていくアプローチです。
前述の通り、
25歳で言えば自身を確立したいと考えるようになっている頃であり、
その中で自身の役割として今の職場環境や就業環境が自身にあっているのか
考え始める時期になっているので「転職を考える」というのも良いという考え方。
45歳で言えば、結婚をして子どもも生まれ、これから子供の学費が多くかかってくることもあり、現状を維持した給与を得たいという維持期に入っているため、自身の役割がそこに合っているか…ということが「維持がベース」という考え方になりやすい。
65歳で言えば子どもも1人立ちし、定年を迎えたことで自身の重荷からも解放されて、その中で自身の役割として「地域貢献」などを考えたり、誰かの役に立つ何かをボランティアでしたい…というように自身のやりたいことを解放された環境でやるという考え方になりやすい。
一例ではありますが、
その方の人生の段階によって自身の役割も自ずと変わってくるという考え方です。
世代やライフステージの幅は若干広いのですが、
自らのことを考えるときに人生においてどのような段階にいるかによって、役割や考え方が変わってくるのを理解することができます。
今、ご自身の年齢がどの段階にあり、
その年齢における「役割」を考えてみる。
それらから、自らが今やることを考えて、必要に応じて逆算したりして道を考えていく。
自身のおかれている仕事環境以外にも人生における立ち位置を今一度確認し、転職すること・現職に残ることを考えていくときの考え方として参考にできればと思います。
今、皆さんの役割はどんなことが思いつきますか?
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