回答
話としては、
・上司とウマが合わない
・上司からの感謝やフィードバックがない
・転職も考えたい
という3点についてのご相談でした。
結論から言いますと、「今の会社にこのままいる(転職しない)」ということになりました。
「上司とウマが合わない」
転職したいと考えるキッカケとして「賃金」「勤務時間」などについで多いのが「人間関係」です。
まずは、彼がどのような点で「ウマが合わない」と感じているのかを伺っていきました。
すると、「自分とマーケティングについての考え方が違う」ということがわかりました。
具体的にマーケティング論の何が違っているのかを伺うと、彼の中では3C分析など理論を活用した分析を行って現状把握をしたいが、上長は業務を優先してほしいということを言ってくる、とのことでした。
これは、正直非常に危険な考え方でにある、いうのを伝えています。
何が危険かというと、「自分と考え方が違う」ということで心をシャットダウンしてしまっていて、解決策の糸口を考えることをやめてしまっているからです。
当然彼の中でも解決しようとは思っていると言っていますが、特にそれに対しての行動を起こしていない状態でした。
上司にも問題がある可能性はありますが、それが原因の1つと考えているのであれば建設的な会話をしてみるのがよいと思います。
「分析手法を使って何に繋がるのか」
「そもそもその分析は現状の何に対して行っているのか」
「課題は何と捉えているか」
「現状業務は何に基づいている業務なのか」
例えば上記のようなことについて、話をしてみた方が良いと伝えています。
目的に対する山の上り方の違いという可能性もあります。
上司は「理論を知らないのか」「理論を知っていて、必要ないと言っているのか」
これによっても変わってきます。
今回で言えば、「目指す山」の話をして上り方の提案をしてみるというのは、転職するしない以前の現状の事業推進環境の相談だと話しました。
「上司からの感謝やフィードバックがない」
これもどのような場面で感じているのかを伺っていきました。
すると、上司からの「ありがとう」ややったことに対して「フィードバックがない」とのこと。
上司から頼まれた施策を実行した後に何も反応がないことを気にしていました。
また、頼まれた日報に対して何も反応がないというのを言っていました。
この仕事は誰の何のために行っているのでしょうか。
彼は自分自身に矢印が向いているのを感じました。
顧客のためのことであれば、それを考える考え方もあるでしょう。
日報は返す返さないの反応はどのようにしてほしいというのを伝えてもいいでしょう。
いずれも「思っている」というのは伝わらない場合がありますので、一度自らの希望なども伝えてみるのも良いと思うというのを伝えています。
「転職も考えたい」
上述の「人間関係」がクリアになれば現職の環境に満足しているということでした。
それであれば、まずは自ら動いて上司と向き合ってみるのをお奨めします。
彼が感じていることに上長が気づいていないだけかもしれませんし、上長が本当にそのようなお人柄なのかもしれません。
何度も話し、上長の問題と感じ、本当にその環境が厳しいと感じるのであれば、今一度転職などを考えてみるのが良いと思います。
自らが変えられる可能性のある環境なのか、外的要因で変えられないものなのかを行動してから転職を考えるのは決して遅くありません。
自らの置かれている環境の「良い点」が見えなくなることも多いです。
今一度、行動をしてみてから冷静に考えていければということで彼自身も納得した表情で相談を終えました。
オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ
