回答
話としては、
・広報担当者がWebディレクターなどいろいろな職種をしている
・何となく飽きてきている
という2点についての相談でした。
結論としては、転職活動をしてみることになりました。
「広報担当者がWebディレクターなどいろいろな職種をしている」
まずは、現職についてお伺いしました。
スタートアップ企業に就職した彼は「何でもやる」という気持ちで最初は広報業務を任されました。メディアとの関係性などを向上させ、自社のゲーム関連アプリを取材等で取り上げてもらえるように動き、小さな会社ではありますが社長賞などの受賞もしたようです。
その活躍が認められ、今度はサービス側の仕事をしてほしい、ということでゲーム関連アプリのディレクターを務めることになりました。
多くの職種の司令塔として、エンジニア、デザイナー、マーケティングなどのメンバーとコミュニケーションを取りながら進める仕事にはやりがいをとても感じていたようでした。
その後は、受託案件と呼ばれる他社のアプリ制作業務などでもディレクターを努め、他社との商談やスケジュール調整などを行っていたようでした。
自社のゲームが好きだから出来ていた業務が他社の仕事を請け負うようになってから何となく「嫌だなぁ」という気持ちは出てきたようです。
その後も自社・他社問わず、Webディレクターを中心に自身も手を動かしながら「何でも屋」として社内で仕事をされていたようでした。
「何となく飽きてきている」
なぜ「飽き」を感じているのか、をお伺いしました。
日々の業務には達成感などはあるのですが、基本的には自社ゲームは増えず、他社案件が増えていく傾向のようでした。
他社案件はいろいろな者を扱える反面、自社側に何かが残るわけではないのでそれが蓄積されていっているように感じていないとのことでした。
正確にはノウハウなどが蓄積されていくこともあるとは思うのですが、実感値として弱いようでした。
また、今までは社長と距離が近くコミュニケーションもとれていたのが、自身の外出が増え、社長ではなく他社の社長と受託案件について話している時間が多く、「この会社にいる理由」がいまいちわからなくなってきてしまったようでした。
自社サービスをやっていると、業績安定のために受託案件を請けたりすることはよくあります。そこから抜けられなくなることもよくあることをお教えしました。
どうやらその状態に陥っているようでした。
すると、彼自身から「他社で気になるゲームアプリがある」ということでその会社への興味もあるようだったので、転職エージェントを介してその企業の求人情報などを取得することになりました。
ほどなくして、希望の企業に転職が決まったという連絡をもらいました。
このように、年数が経ってくると最初は楽しさややりがいを感じていたことに「飽き」が来ることはよくあります。
視座や視点を変えることで得られるものもあるとは思いますが、どうしても自身の中で「譲れないこと」、今回で言えば自社ゲームを推進したい、という気持ちが強いようでしたら、他社への転職を前提に動くのは決しておかしなことではありません。
自身が現職に何を感じ、何に満足していたかなどを振り返ることで先々が見えてくることも多々あります。
一度冷静に現在の状況を洗い出してみることをお奨めします。
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