キャリアの考え方

面接での評価ポイントと、具体的な質問について

以前、「採用面接の採用側の目的と求職者の心構えについて」として
採用側の目的について書きました。

今回は具体的にその面接でを通じてどのような評定ポイントを持って採用側が取り組み、具体的にどのような質問が出るかについて書きたいと思います。

採用側は求職者の「素質」「意欲」「適応性」を主にみていると考えられます。

素質

・一般知識:経験に応じた知識を有しているか
・実務能力:履歴書、職務経歴書通りの知識とスキルを有しているか
・理解力:質問の用途を把握し、的確な応答ができるか
・判断力:質問の意味を早く理解することができるか。物事を評価する力があるのか。
自分の能力を適切に評価しているか。

意欲

・積極性:自身で企画し実行した実績があるか。意見や考えを進んで述べることができるか
・表現力:転職理由などをわかりやすく表現することができるか。理由に一貫性はあるか。
自責なのか他責なのか。
・自主性:仕事への熱意はあるか。自発的に仕事に取り組めるか。
・誠実性:真面目で責任感はあるか。

適応性

・外的態度:応対や動作が落ち着いているか。服装に清潔感はあるか。
・折衝力:積極的に人と話すことができるか。相手の立場や気持ちが理解できるか。
・協調性:独断的な考えばかりではないか。前職に対してあまりに批判的ではないか。
新しい組織でやっていけそうか。

これらを通じて、自社課題を解決する能力を探している採用側が多いです。
また「再現性」も非常に重要で前職で行ってきた業務などが本職で再度発揮できるかも
見ているといって間違いないと思います。

また、それらを把握するために具体的にはどんな質問をされるでしょうか。
代表的なものを以下に書いておきますので、改めて考えてみると良いでしょう。

・自分について教えてください
・得意分野、不得意分野は何ですか。
・なぜ前職を辞めたのですか。
・自分が扱ったプロジェクトの成功と成功要因、失敗と失敗要因について教えてください。
そこから学んだことがあれば、教えてください。
・この仕事/会社の何に惹かれましたか。
・将来やりたいことは何かありますか?
・この会社で実現したいとイメージしていることはありますか。
・この仕事が向いていると感じる理由はありますか。
・この会社でどのように貢献できるとお考えですか。
・希望年収はありますか。
・入社可能時期はいつになりますか?
・何か質問はありますか?

こちらからの「質問」に関しては、無理してする必要はありませんが、
自身が働く上で確認しておきたいことや不安に感じていることなどを嘘なく、しっかりと質問することをお奨めしています。

「これを聞いたらマイナスかなぁ…」とはよく考えてしまうものですが、必ずといっていいほど聞いた方が良いです。
採用側としては、聞いてくれた方が本人が何を気にしているか理解できますし、よくも悪くも向いている向いていないの判断材料になることもありますが、入ってからでは遅いという気持ちで沢山確認するのをお奨めします。

このように採用側の見ている点と具体的に聞かれる質問について可能な限り準備してから面接に望むことをお奨めしています。

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