回答
話としては、
・法人営業をする上でお客様との会話を楽しんでいる
・同僚や会社ビジョンに共感できない状況
という2点についての相談でした。
結論としては、他社を知るために転職活動をするということになりました。
「法人営業をする上でお客様との会話を楽しんでいる」
まずは、彼がどのようなお仕事をされているのかをお伺いしました。
彼は、プロモーション系の広告を売る営業をされていました。
企業などに自らアポイントを獲得して、訪問をして商談をし、
獲得が出来た際には契約やアフターフォローまでするお仕事です。
お客さんが困っている状況をお伺いし、それに応じて広告商材を提案し、
受け入れられてお店や企業が繁盛するために仕事をされています。
広告出稿となった際には、広告を一緒にドキドキしながら待ち、
集客効果が出た際には一緒に喜んだり、効果が出ない時は次回に向けて一緒に訴求内容や告知方法などを一緒に検討することがとても楽しいようです。
また、広告関連の仕事ということもあり、中小企業の場合は経営者とやりとりをすることも多く、可愛がってもらったりして仕事と直接的に関係のない話をして盛り上がったり、その支援先のイベントに参加したりと公私でお付き合いしていただける方もいて楽しさを感じているようです。
自分の案内している商材がお客さんの課題に当てはまった時などは、仕事にとてもやりがいを感じているようで、楽しそうに話してくれました。
とても素晴らしいことだと話をお伺いして感じました。
「同僚や会社ビジョンに共感できない状況」
こちらは、どのようなことなのかをお伺いしました。
上述の通り、お客さんと会話したり、支援したりする仕事にはやりがいを感じているようで、楽しんでいる様子でした。
しかしながら、同僚と話しているのが「面白くない」ということでした。
どう面白くないのか、具体的にお伺いしました。
昔は同僚とは、仕事について語ったり、お客さんの話で盛り上がったり、
仕事後に一緒に食事に行って楽しんだり…仕事外でも楽しかったようです。
しかし、その仲の良い同僚たちも後述の会社ビジョンなどにより、退職が続いて新しいメンバーばかりになってしまったようでした。
その状況に毎日つまらなさを感じているようです。
次に、会社ビジョンについて、です。
途中で社長が何度か変わり、経営方針が変わるようです。
変わること自体は良いのですが、いきなり変わるとのことで「我々はどこを目指しているのかわからない」という声が社内から頻出。不信感が萬栄しているとのことでした。
この会社には広告商品がいくつかあるのですが、
「A商品を売ろうB商品は売らないで良い」という指示が、
「B商品を売ろうA商品は売らないで良い」「両方売ろう」とお客さんのことよりも自社を優先した指示も横行しているようでした。
こちらに関しては、
「経営というものは本当に朝言ったことが夜変わることもある」というのを
事実としてお伝えしつつ、本人はどう思うのか?というのをお伺いしました。
本人としても、会社に対してはあまりにも自社都合に感じることが多く、
信用が出来ない状況になっている、とのことでした。
沢山の事情をお伺いした上でお伝えしたのは簡単なアドバイスでした。
「自分にとって、どちらが優先順位が高いと感じるか?」です。
お客さんと話が楽しいのであれば、仕事の多くの時間はお客さんと過ごす営業職ですから良いはずです。
同僚と楽しく話すことが、お客さんと話すことより重要だと感じるでしょうか?
また、会社ビジョンが自身のビジョンと合うことと比べるとどうでしょうか?
こちらに関しては「お客さんと話すのが楽しいのを優先したほうが良い」ということではなく、その時に自身の中で優先順位を考えてみるのはどうか?ということでした。
彼自身は、「あれもこれも望んでいた」ということは理解しつつ、
他社はどうなのか?という気持ちもあったようなので一度転職エージェントなどに話を聞いてみる、ということに落ち着きました。
本人は納得した様子でお帰りになりました。
このように、満足している点と不満足している点があるのは普通のことです。
不満足している点ばかりに目がいくと、満足している貴重な点に目がいかなくなります。
冷静に何が満足で、不満足か、というのを洗い出し、
それぞれが自分にとってどれだけ必要なのか、を落ち着いて考えてみましょう。
そのような思考の中で自分にとって就業先に求めるものも少しずつわかるように
なってくると思います。
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