回答
話としては、
・前期は成果を出した
・賞与はいらないから、月額をあげてほしいと思っている
という2点の相談でした。
結論から言いますと、今の業務に集中をするということになりました。
「前期は成果を出した」
まずは、彼の仕事についてお伺いしました。
彼は転職して1社目で今は営業リーダーをされています。
部下も4-5名ほどおり、そのメンバーのマネジメントと自身の営業売上を追いかけているようです。
前期は大型契約も決まり、会社で一番大きな契約となったようです。
そんな中、賞与が全額支給されていなかったことに腹を立てていました。
彼はしきりに「大きな契約をしたのに」とおっしゃっていました。
ただ、話をお伺いしていると、「大きな契約が入る見込み」ということ。
どういうことか、お伺いすると「大きな金額を利用する見込みがある顧客と取引が始まった」という状況のようです。
実際には大きな金額が入るのは来期以降になるようです。
そうなると、話は別です。
会社にはお金がまだ入っていないのです。
勿論、評価というのはまた別だと考えられますので、
どのようなミッションでどのような評価になっているのか、によって変わってきます。
彼曰く「来期の数字でも良いとなっていた」ということ。
それが本当であれば、成果は出しているようです。
次にもう少し視野を広げて自部署はどうでしょう。
彼はリーダーとして、メンバーの数字管理もしています。
すると、メンバーの数字はあがっていなく、担当事業も赤字のようです。
そこに何かありそうです。
事業の赤字解消もミッションに入っているのであれば、
それは上長や経営と確認する必要がある、ということをお知らせしました。
さらに話をお伺いしていると、彼自身が近々ご結婚されるようで引っ越しの際に大きなお金を捻出したようでした。
そんな「お金」に触れ合う機会が多かったようで、お金についてよく考え、怒りが倍増している様子でした。
このような背景があることが確認できました。
「賞与はいらないから、月額をあげてほしいと思っている」
こちらも上述の話に絡んでいそうですが、少し詳しくお伺いしました。
やはり、日々の生活を考えると「月額がもっと欲しい」という背景があるようです。
さらに賞与が全額支給されないことなども相まって「月額がもっと欲しい」ということに
なっているようです。
給与交渉については、行っても良いと思います。
但し、事実として会社の状況や制度によって左右されるということは自分で確認するべき、というのをお知らせをし、それについては同意されているようでした。
このように怒りの背景には、その方の環境が関係していることが多々あります。
事実として会社の制度を把握をし、自らに問題はないか振り返ってみましょう。
その上で、会社に制度提案をしたり、行動に移していくことをお奨めします。
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