回答
話としては、
・上司との人間関係がよくない。上司は絶対なのか?
・自分が悩んでいるのは、他の企業でも悩んでいることなのか?
という2点についての相談でした。
結論としては、上長と対話を増やすいうことになりました。
「上司との人間関係がよくない。上司は絶対なのか?」
まずは、今の仕事についてお伺いしました。
現在、OさんはIT企業にてWeb制作を行うWebディレクターをされています。
日々、新たなサイト制作のために進行管理やサイトのワイヤー制作を行い、
どのようなサイトを作成していくのかを構成している業務を行っています。
上司はUX(ユーザー体験)に長けている人物で、
「それではユーザーが感動するわけがない」と持論を展開します。
それに対して、Web自体を制作しているOさんは、Webとしての見え方などに
こだわりがあるため、日々衝突をしてしまいます。
互いの主張が平行線の場合には、上司が却下したものを覆すことはできず、
Web制作自体が止まってしまうことも多くあるようです。
上司は感覚的な方なので、感情でモノを言うことが多く、
逆にOさんはロジカルで数字で物事を多く語ることが多いようです。
明らかに過去の実績などを考えると現場メンバー含めてOさんの主張が正しいように見えるようですが、上司がGOを出さないので、そこで言い合いになってしまうようです。
それについては、以下のようなことをお伝えさせていただきました。
上司とお会いしていないので、本心は定かではありませんが、
上司にも感覚と言いつつも、何かしらの基準などがあるはずです。
その基準を言語化するために質問などを投げかけてみるのはいかがでしょうか。
例えば、「なぜダメ」を聞くのではなく、「どのようなサイトだと良いと思うのか」
「どんな基準を大切にしているのか」「何をもって体験と捉えているか」等々…
すると、Oさんとしては似たような「なぜダメ」を聞くことは多くありつつも、
そもそも「どんなサイトがいいか」という話題はあまりしていない、
ということでしたので、その話題にもっていってみる、ということでした。
「自分が悩んでいるのは、他の企業でも悩んでいることなのか?」
こちらについては、知っている知識をお教えしました。
Oさんのお悩みを大きなくくりで「人間関係」とするのであれば、
最も転職理由で多くあがることの1つが「人間関係」です。
人間関係にも様々なものがあり、
・経営陣とウマが合わない
・上司の言っていることが理解できない、尊敬できない
・小言を言われる同僚がいて、関係がよくない
・OJTをしている年下後輩の面倒が見切れない
など、多岐にわたります。
ですから、「他社でも起きているのか?」の回答に関しては、
間違いなく「起きています」とお答えできることです。
勿論、これは相談側のみならず、経営側・企業側も困っていることが
多々あります。
誰にでも相性というものが存在するため、合う合わないという問題はどこでも起きがちです。
ただ、検討した方が良いと思うのは、その内容です。
単純な性格的に合わないにせよ「サービス、事業、会社をよくするための衝突」であれば
それは必要な衝突であることがあります。
互いの自我による主張のぶつかり合いであれば、あまりよろしくはありませんが
上述の内容であれば、解決方法としてはあるように思えます。
今回の件では、上長にきちんと自分が感じていることや、上長自身の主張を言語化する
質問を投げかけることで「歩み寄る術はあるのか」というのを探っていく、ということになりました。
長年の関係で修復が不可能なこともあるとは思いますが、まだやっていない対応策があれば、ぜひ何かを変えて対応してみることで急に改善に向かうこともあります。
気になっている問題点を明らかにし、行動をしてみてからの決断をすることをお奨めします。
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