回答
話としては、
・子育てをしていて、今後の人生計画がある
・臨機応変に休める環境に行きたい
という2点についての相談でした。
結論としては、転職を検討するためにエージェントへ行ってみるということになりました。
「子育てをしていて、今後の人生計画がある」
まずは、現在の仕事内容についてお伺いしました。
現在YさんはITサービスのWebデザイナーをされています。
日々Webディレクターやエンジニアと共にサイトデザインをしているようです。
仕事自体は、顧客心理を一緒に考えたり、Webディレクターと一緒に顧客解析を行って
顧客動向を把握しながら、顧客導線を改善するデザインを行っています。
仕事自体はとてもやりがいがあり、今後も可能な限り続けていきたいと思っているようです。
自身のプライベートでは、前職で知り合った方とご結婚をされていて、
小さなお子様が1名いて、子育てにも奮闘しているようです。
今後の人生計画については、2-3年後を目途に二人目も欲しいようで、旦那様と計画をされているようです。
しかしながら、最近は仕事が忙しくなっているようで以前のように休みをとろうとすると
上長に「なんで?」と理由を細かく聞かれているようで、「大丈夫です」と引き下がり、
休みが取れない現状が続いてるようです。
休み自体は、自分の遊びの時間…というよりは、婦人科系の病院に行ったりという用事。
その辺は男性上司ということもあり、細かく答えたくない、という理由もあるようでした。
これらに対して、以下の内容についてお話させていただきました。
そもそも、有給申請に対して理由を聞くことは本来してはいけない行為です。
信頼関係の具合や、どれくらいを話すかは互いの関係性次第だと考えられることもありますが基本的には、有給理由については特に触れてはいけないのが基本です。
過去に何か有給関連で業務に支障をきたしたことがあるかお伺いしましたが、特にはないとのことでそれについては問題行為と捉えるのであれば、人事部門などに話すのも検討しても良いかとお伝えしました。
「臨機応変に休める環境に行きたい」
こちらについては、上述の通り、休みにくい状況であることがわかりました。
なぜ、そのようなことになっているのか、をお伺いしました。
彼女曰く、1つのサービスに対して1名のデザイナーしかいないため、デザイン業務を把握している方が社内にいないのが問題、つまりは超俗人化してしまっているようです。
規模の小さな会社であれば、多少は仕方ないとは思いますが、いなくても対応できる体制が出来ていないことが主たる要因のようです。
また、話をお伺いすると上長は営業系の方なのでデザインに対する理解が少ないもの要因の1つであるようです。
これらに対しての解決策は一概には言えないのですが、
・業務整理などを行って、各人がどんな業務を具体的に行っているのを明らかにする
・どこまで仕事をしたら1名デザイナーを増やしてもらえるのかを明らかにする
・毎日いなくても問題ない、もしくは定期的にリリースするタイミングを決めていく
など、何かしら業務全体を改善する必要はありそうです。
それら提案をしても、周りが動いてくれない、自分も協力しているのに変わらない、そんな状況が続くようでしたら転職を検討するのも手、ということはお話させていただきました。
勿論、Yさんは働くのが好きで今後も貢献していきたい気持ちも強いため、自らの「休みをとりたい」というのが目的になってしまっては元もこうもないことは理解されています。
ただ、女性社員がいる職場では往々にして起こり得ることなので、それら体制変更に一定の理解があるかないか、はもしかしたら上司や、しいては会社の理解が必要です。
他にも直属の上司ではなく、ほかの部門の理解ある上司などに相談してみるのもお奨めですが似たような営業系上司しかいない、とのことで早期解決はそれなりにハードルが高そうでした。
近年は、女性の働き方などにも注目されていますから、当たり前に体制を整えていく必要は
日本企業全体に必要です。
それらには意思が必要で、その意思が上長などにないようでしたら、厳しいのも現実あると思います。
本ケースでは、ある程度動けることを動いてみて、何も変わらないのであれば
その環境を辞めることを検討することも重要だと思い、お伝えさせていただきました。
このように人により人生において大切にする部分が違うのは当たり前です。
自らを責めるのではなく、環境要因も必ずあります。
そのためにも他社の状況をきちんと把握することで、自社での動き方も変わるかもしれません。
それらを踏まえて、「現職に出来れば残りたい」ことを前提にエージェントに行ってみることになり、今回の相談を終えました。
「どうしよう…」と考えてしまうことは多々ありますが、考えているだけでは
何も変わりません。
自ら行動をしていくことをお奨めします。
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