回答
話としては、
・会社のキャッシュフロー状況がよくない
・家族に話したら、転職してほしいと言われた
という2点についての相談でした。
結論としては、現職に残るということになりました。
「会社のキャッシュフロー状況がよくない」
まずは、仕事内容や会社環境についてお伺いしました。
彼女はITサービス企業にてディレクション業務をされています。
日々、顧客に対する施策を練って実行したり、
メルマガ運用や広告配信業務など幅広く実行されています。
彼女の関わっている事業が新規事業で、その新規事業には多くの人が関わっているのですが、事業が黒字化はしていないようです。
他の事業については黒字化しているため、
その利益を新規事業に充てているのですが、あまりうまくはいっていないようです。
多くの企業に起こり得る問題でもあります。
会社から、このままだと事業継続が厳しいので、
希望退職などを募りたいという旨の話があったようです。
それについては、以下をお話させていただきました。
キャッシュフローがよくない、というのは少し抽象的な状況。
自身でわからないなりに、どのような金額感でのキャッシュフローかを聞き、
それはどれくらいの状況なのか、自分なりに調べてみるのはどうでしょうか。
勿論、経営陣の方がご判断されていることなので、
嘘である…という意味ではなく、自身でも可能な限り
事実を把握して考えてみたらいいのではないか?という趣旨でした。
「家族に話したら、転職してほしいと言われた」
会社から通達されたことをご家族にお話しされたとういことでした。
すると、「それなら転職してほしい」ということ。
どのように話したのかをお伺いしました。
すると、
会社がマズイ状況になっていて、このままだと倒産する可能性がありそう。
そんな中で希望退職を募っていて、希望退職には良い条件が提示されている。
どう思うか?
という内容のものでした。
ご家族の方からすると、就業者ご本人よりもさらに会社状況は見えません。
会社全体がどうなっているのかを把握しないまま、その話を聞けば、
それは当たり前に心配するものだということです。
これは、よくいう「嫁ブロック」「旦那ブロック」と呼ばれるものでは
ないと考えられます。
状況が見えないままに、不安な事を突きつけられたら誰でも不安になるものです。
ここから大切なのは、あとは自身の気持ちです。
相談者様としては、仕事は楽しくやりがいもあるので可能であれば続けたい、
ということでした。
それであれば、無理に希望退職を出さずに、可能な範囲で事実確認をしていくのが良いのではないでしょうか、ということで今回の相談を終えました。
会社の状況がよろしくなくなる、というのは往々にして事業を行っていれば
起こり得ることです。
まずは、漠然とした「何となくよろしくない」という状況を
きちんと可能な限り把握してみることが良いのではないでしょうか。
改めてその事実を把握し、今後自身が残るとどんなことがあるのか、退職をするとなると、何かこの機会にやりたいことがあるのか、など考えていけばよいのだと思います。
誰にでも漠然とした不安はあるものです。
まずは、事実を確認していくことをお奨めします。
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