キャリアの考え方

転職時の年収交渉について

転職時の希望年収について、どのように考えるか?については
以前書きましたが、今回は年収交渉について少し書きたいと思います。

年収交渉…あまりやっている方が多くいるイメージはありませんが、
基本的には、是非やった方が良いと思っています。

誰がやるのか?に関してですが、
直接的な方法間接的な方法があります。

先に間接的な方法としては、転職エージェントを通じて転職先を探している場合は転職エージェントがやって下さることもあります。
ですが、この後に紹介する直接的な方法と基本は変わりませんのでよろしければ参考になさってください。

では、直接的な年収交渉について記載をさせていただきます。
主には、2つ。
「しっかりと希望額を提示する」
「自分は、その上で何が出来るかをきちんと示す」
ということに尽きます。

1つずつ、ご説明します。

「しっかりと希望額を提示する」
こちらに関しては、「貴社規定に準ずる」という方が多くいるのではないでしょうか。
もちろん、それも方法論としては良いと思いますが、入社する前と後では年収交渉の仕方も異なってきます。
入社する前は、入社時の年収を決めることになります。
当然、入社後はその後の成果などに基づき、年収が変わってきます。

入社する前には、きちんと「◎◎◎万円が希望です」ということを伝えましょう。
その発言をしただけでマイナスとなるような企業は淘汰されていくと考えて良いと思います。

もし、本当に希望額がないのであれば、構いませんが、漠然と「これくらい」というのがあるようでしたら、まずは叶うかは別問題と捉えて、きちんと主張をしましょう。

自分の価値は自分が一番わかっているはずです。
そして、自分の希望は自分だけが知っています。
それを出さずに内定をいただくよりは、きちんと希望を伝えましょう。

単純ではありますが、やっていない方も多いので、まずは意思表明です。

「自分は何が出来るかをきちんと示す」

次に、こちらもセットで伝えましょう。
単純に「◎◎◎万円が希望」というのを伝えるのも重要ですが、
「自分は入社したら、何ができるのか」を伝えることが必要です。

それは、今までの経験や業務内容から、転職先にとって必要と思われる内容を伝えることを意識してみましょう。

どんな場面でも「◎◎円ほしい。その理由は…」というのがあるはずです。
欲しい理由で私生活のことを言う、とならないようにしてください。
きちんと業務内容で伝えることが重要です。

前述の通りではありますが、入社後は入社前とは年収交渉はすぐには出来ません。
当然、会社制度の問題もありますし、実力を入社前とはまた違った目で見られます。

基本的に、年収・給与は
自分のスキル/能力×会社の評価制度×事業環境(市場)
で決まると考えられます。

自分の能力というのは、自分自身がどれくらいのことができるのか、ということです。
会社の評価制度というのは、会社独自のものなので、可能な範囲で入社前に
確認してみるのも良いかと思います。
事業環境というのは、転職先の会社でどんな市場で事業をしているのか、ということです。
飲食店であれば外食市場になりますし、転職エージェントであれば人材市場となります。
これらの市場が成長しているのか、それとも衰退しているのかによって
給与は左右されます。
また、その市場の大きさも重要です。
ニッチな商品を扱っているのか、大衆向けの商品を扱っているのかで市場自体の大きさも分かります。

それら視点を持って、きちんと交渉をしてみましょう。
交渉が苦手、という方も多くいらっしゃるかとは思いますが、
基本的には交渉というよりは「希望を伝える」という気持ちになってやってみるのが
良いと思います。

これこそ、やるかやらないか、のみになりますので是非転職前に今一度確認して実行してみてください。

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