回答
話としては、
・安定した生活を送りたい
・残業をしたくない
・仕組みがしっかりしている仕事をしたい
いう3点についての相談でした。
結論としては、転職をすることになりました。
「安定した生活を送りたい」
「残業をしたくない」
まずは、どのようなお仕事をされているのかをお伺いしました。
彼はIT企業のニュースメディアを運営している会社の広告営業です。
日々、広告代理店との会食や交渉、さらにはメーカーとの広告掲載の直接交渉など
営業として企業の最前線に立っています。
やりがいはとてもあるようで、日々お客様から教わることも多く、営業としての
スキル向上も日々できているようです。
但し、その分残業も非常に多いようです。
夜遅くまで広告内容の打ち合わせや校正確認業務があるようで、残業がない日は会食が入っているようで、毎日家に着くのは23時すぎ。
家庭の理解はあるものの、子どもとの時間は確保できていないようでした。
彼の考える「安定」についてもお伺いしました。
彼の考える安定は、毎日同じ時間に出社して、なるべく同じ時間に帰宅する、という
意味での「勤務時間」を指しているものでした。退社後も家で子どもとの時間が少しでもあるのが理想的、というのも話してくださいました。
「仕組みがしっかりしている仕事をしたい」
彼の考える「仕組み」についてもお伺いしました。
彼の考える仕組みというのは、会社のビジネスモデルということを言われていました。
仕組みがしっかりしているビジネスモデルの中で仕事をしたい、という意味のようです。
彼が務めるIT企業のニュースメディアはまだまだ世の中に出てきて数年のサービスです。
決して安定しているというわけではないようです。
このニュースメディアでは収益増のために有料会員を試してみたり、イベント開催をしての収入を試してみたり、今は広告収入を試しているようです。
その意味で、核となる収入源がまだ決まっていないようです。
仕事自体はチャレンジしがいのあるものですが、まだ安定したビジネスになっていないようで、今後の先行きに不安を抱えているようです。
勿論、自身がその仕組みを作っていきたいという気持ちがある一方で、その不安を抱えたまま仕事し続けることは精神的にキツイとのことでした。
彼のお話を聞いた後に話したことについては以下になります。
現在、安定的に仕組みが出来上がっていると見える仕事であっても10年20年を考えると
安泰かというと、そうでもない。
現に大企業の業績でさえも、年により利益の上限は大きくあります。
ですから、「ここで安泰だ」という考えはあまり持たない方が良いということです。
その上で、彼の気持ちも理解できるので、まずは彼自身が外の世界をほとんど知らない
ということから転職エージェントを介して、外の世界を紹介してもらうことにしました。
その後、大手企業に転職が無事決まったようです。
このように、彼が悩んでいることは「安定」ということでしたが、
実は幻想を描いていることは多々あります。
安定という考え方で企業を選ばずに、今後の先々のビジネス、という考え方で
探してみることは参考になるのではないでしょうか。
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