以前、履歴書・職務経歴書を書くための自分の経験整理ということで
経験を整理するためのキーワードを書きましたが、
今回はそもそも転職先への応募書類の目的について簡単に書きたいと思います。
結論から言います。
「面接機会を得るため」です。
面接などが既に決まっていて、形式上必要という企業がまだ沢山ありますが、
基本的には上記の理由がほとんどです。
多くの場合、採用は書類選考と面接で決まります。
ですから、採用ステップとして書類選考のための応募書類なのです。
このことをまずは理解する必要があります。
つまりは、応募書類を見た方が、
「あ、この方と会ってみたい」
「自社での課題を解決してくれそうだ」
「自社の雰囲気と求職者の雰囲気が合いそう」
「この職務経歴は素晴らしい。ぜひ、詳細を聞きたい」
など、何かしら応募書類を見て惹かれていただかないと面接にたどり着きません。
逆に考えると上記感情を得るために自分自身がどこを見てもらいたいかをきちんと考える必要があります。
そう、応募書類は大事なプレゼンテーション機会なのです。
自己分析や自身の環境分析などを行う中でこれら自分自身のことと、
企業で採用されるということは相手がいることですから相手のニーズには
ある程度合っていないといけません。
ですから、転職エージェントや転職サイトの求人をしっかりと見て企業を
少しでも把握することは応募書類の通過確率を高めることに直結します。
例えば、
「立ち上げたばかりの事業を推進してくれる方を探している」
という求人に対して、自己PRなどで
「新規事業を立ち上げる業務をゼロから行いたい」
という方を面接に呼ぶでしょうか?
それよりは、
「新規事業立ち上げを経験し、●億円の事業にまで自ら推進した」
という方に会ってみたいと思うのが当たり前ではないでしょうか。
企業に合わせてください、という意味ではありません。
自身の能力を活かしていくには、自分が得意なことを把握し、
企業の採用不足の背景を理解し、必要に応じてそれに答えるというのが必要です。
綺麗に合わせることはできなくても、
無理に企業に合わせる必要はありません。
欲しい人材と自身の能力ややりたいことがマッチしていないと幸せな採用にならない可能性があるからです。
繰り返しになりますが、応募書類の目的は基本的には「面接機会の確保」です。
どのような方に面接に来てほしいのか、
ある程度ご自身やエージェントと考えながら応募書類を作成するのが最も良いのは間違いありません。
今一度自身の職務やスキルを洗い出し、応募先企業のことをしっかりと考えていくことをお奨めします。
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