回答
話としては、
・人とコミュニケーションを取らない生活になっている
・自分が成長している実感を得られていない
という2点についての相談でした。
結論としては、成長実感を自ら感じようとしてみる、ということになりました。
「人とコミュニケーションを取らない生活になっている」
まずは、彼に仕事内容をお伺いしました。
彼は、Webサービスを提供するIT系の会社にWebデザイナーとして勤めております。
日々、マーケティングやディレクターと共にサイト制作をしたり、動的な改善をエンジニアと行うことで運営しているWebサービスの改善活動を行っています。
少数精鋭で運営していることもあり、密にコミュニケーションをとり、一緒にサービスをつくっていく過程はとても楽しめているようです。
しかしながら、昨年から続くコロナウイルス感染拡大防止のために、全社的にテレワーク勤務がスタートしたことで、コミュニケーションの量が飛躍的に減っていき、日によっては誰とも話さない日も出来てしまったようです。
テレビ会議などのツールはあるものの、この機会に文章のコミュニケーションが増え、
「テレビ会議も必要ないんじゃないか？」ともなっているようです。
コミュニケーションが減っても業務が何とかなっていることもあり、
このまま直接会話する機会が減っていく流れが加速しそうとのことでした。
「自分が成長している実感を得られていない」
このような環境下で、ご本人は成長実感を得られていないようでした。
過去にどのような状況で成長を感じていたのか、についてお伺いしました。
すると、
上長から褒められたり、同僚から褒められることで得られていた、とのこと。
他者から触れられたことで成長実感を得ていたようです。
それについては、一理あるとは思います。
しかしながら、以下についてお知らせさせていただきました。
本来であれば、成長実感とは自分自身で感じるものです。
出来なかったものが出来るようになったと自分が感じたり、
事業やサービスの成長に伴い、自らの能力向上を感じることが出来たり。
「実感」ですから、どのような状況で自分が感じるのかをまずは理解していくのが良いかもしれません。
また、ご本人としてはテレワーク実施が影響しているように気にされていました。
こちらについては、影響はあると思いますが、
そもそもどのように成長実感は感じるものなのか？を考えていき、
自分自身で感じてみるように意識してみるところから考えていくのが良いのではないでしょうか。
テレワークでコミュニケーションが減ってしまうことはよくあることです。
意識して管理職の方が相談や雑談の場を設けたりすることで、
今まで以上に必要なコミュニケーション機会を創出していくことが大切です。
今回の件で言えば、目に見えないテレワーク負荷がかかり始めている状況でした。
自らも必要に応じて上長などにコミュニケーション機会の創出を懇願してみても良いのかもしません。
今回のご相談は、成長実感についてのご相談でした。
この方については、成長意欲が非常に高いがために、このような事でお悩みだったのだと思います。
全てに因果関係があるわけではありません。
「テレワーク＝成長実感得られない」と感じているのであれば、
まずはそれぞれの状況をきちんと把握していくことをお奨めします。
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