キャリアの考え方

安定している企業というのは、存在するのだろうか

今回は、表題の件について書きたいと思います。

コロナウイルス感染拡大による経済影響は、計り知れない状況です。
そこで、よく話題になるのが「安定」です。

安定している会社…というのは既に述べたことがありますが、
コロナで加速してこの問題について考えることは増えたように思います。

2021年1月現在も、
コロナが影響して多くの企業業績が低迷し、多くの解雇が生まれています。
俗に言う「コロナ解雇」です。

大手航空会社を始め、
旅行業界や飲食業界、接客を伴うお店など老舗も含めて多くの会社が打撃を受け、
それに伴って人件費削減の影響から解雇も起きています。

一部の大手企業では、グループ会社への出向や業種の異なる企業に対して、
「将来的に、その知見も活かしたいから」という名目で出向も実施しています。
従業員からすると、雇用が守られる面がある一方で、
目の前の対処療法な形がしているため、著者としては多少疑問も感じています。

ある程度の人材が流動することで、その時々に力を入れている企業に
人材が流れることは決して経済全体を見るとマイナスではないのではないか?
と考えているからです。

話が少し脱線してしまいましたが、安定している企業というのは、
このようなコロナ渦においても時代のニーズにあったサービスを提供している企業
というのは言えるのではないでしょうか。

その「時代のニーズ」というのは変わっていきます。
今年だけを切り取ると「時代に合っている」ことにより、「安定している」かもしれませんが、それは少しすると「当たり前」となっていき、需要も縮小していきます。

ですから、先々何十年も考えた「安定」というのはハードルが非常に高いです。

今後もウイルスのような未曽有の事態が起こる可能性はあります。
勿論、天災など、どうしてもコントロールできない問題も起こりかねます。

まずは、この事実を把握した方が良いです。

そして、
自らが時代のニーズ、周りが何を求めているのか、のアンテナをきちんと立てて
考えていく他ないのではないでしょうか。

従来20年以上も「就職人気企業ランキング」で上位だった企業が
人件費削減のために解雇などを行っている時代です。
自ら地に足を付けて、自らの頭で考えていくことが必要となっていくでしょう。

勿論、このような話は転職エージェントの方々はアンテナを張っています。
このような状況下においても「人材募集」している企業というのは多くあります。
情報を教えてもらう、という観点でエージェントに相談してみることも良いと思います。

きちんと目先だけではなく、自分なりの「在りたい姿」を考えて、行動していくことをお奨めします。

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