回答
話としては、
・地元に帰って来ないか、親から言われている
・地元に仕事があるかわからない(知らない)
・今の仕事環境には不満がある
という3点についてのご相談でした。
結論から言いますと、地元に帰ってみるということになりました。
デメリットは想定以上になかったからです。
「地元に帰って来ないか、親から言われている」
年末年始などに親御さんに会うと、親は寂しいことから
気軽に「帰ってきたら?」と言うことはよくあることです。
彼女はご結婚などはされていないので、戻るなら1人でということ。
兄弟構成も弟が1名いて、都内で仕事をしてご結婚もしているため戻ることはないという状況でした。
彼女自身は親と会うと、友達や同僚とは話せない話などをすることができ、さらには親も高齢になってきているため一緒にいたい気持ちも強くなっているとのこと。
その気持ちは素晴らしいことであり、周りの友人・同僚の家庭環境と比べる必要もないことですから、無理に変えることもないことなどをアドバイスをしました。
「地元に帰る」こと自体は、本人の希望にも沿っているように思います。
「地元に仕事があるか知らない」
彼女はWebディレクターをされていました。
地元にはそのような仕事があるかわからないとのこと。
「特に探してみたことはない」とのことだったので、一緒に転職サイトなどを見ると、意外にもたくさんありました。今では「Uターン求人」などもありますし、地方専用の求人サイトもあったりしますので、多く求人は存在していることがわかりました。
Webディレクターというのは仕事の範疇が非常に広いです。
彼女がその仕事の中で活かせそうな事や今後もやりたいことを伺うと、「何かを一緒に創る」ということでしたので、Webに限らないとのことでした。
そうなると、業界の幅も広がります。
仕事自体の募集は多かったので、受けてみる、ということはできそうです。
仕事を先に決めてから地元に帰るのか、地元に帰って落ち着いてから仕事を探すのか、の選択肢はありますが、特に希望がなければ「先に決めてから行っても良い」とは思いますが、彼女としては「現状、転職活動に割く時間がとれない」「生活が整ってからにしたい」意向があるようで、帰ってから受ける方向で良い、というお話になりました。
「今の仕事環境には不満がある」
現職では残業代などは支給されず、お休みが月1.2回という状況。
休みも後輩の同行などで簡単には休みが取れず、平行して地元に帰って転職活動は時間的に厳しい、という印象を持たれていました。
これは、厳密にいうと有給があるのであれば活用して転職活動などを行うこともできますが責任感からか、それはやりたくない様子でした。
権利はありますので、使わない手もないのですが、そこは彼女自身の考えも理解できますので無理に有給しての転職活動を進めることは致しませんでした。
一方で自らは会社の上長からは頼りにされているのも感じているとのこと。
そこで、変化球の質問ですが「会社へ出戻りする方はいるか」と質問しました。
すると、「とても多い」とのことでした。
勿論、自身が再雇用される可能性はわかりませんが、可能性はあるということが少しわかりました。
一度辞めた会社に戻りたくない方もいらっしゃるかもしれませんが、現在はいわゆる出戻り採用も多くなっており、それをやっているのかどうかを把握しておくことは、良いように思います。
これで「地元に帰ってもいいか」という問題は少しクリアになったようでした。
退職日を自ら設定をし、帰って転職活動をしてみる、という結論になりました。
その後、彼女は無事に地元で「イベント関連のディレクション」業務につくことになりました。
今のところは、楽しく働けているようです。
このように「~したいけど、迷っている…」ということには何かしらの背景があります。
自らの現状を整理して、きちんと事実を把握し、外部環境を知っていくこと方向性が決まることは多々あります。
意外にも「知らないだけ」ということは、多く発生しているように感じています。
自分で考え込んで、自分なりの解釈で迷ったり不安になったりはしてしまうものです。
誰かに話したり、自分なりに課題・悩みを細分化していくことで、不安が解消されることもあります。
目の前のことに対して「なぜ、そう思っているのだろう?」「それは本当か」などを考えてみることは大変お奨めです。
漠然とした悩みをもつのは、当たり前と考え、自分のペースで今後を検討していきましょう。
オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ