「やりがいのある仕事がしたい。」
「やりがいがないと嫌だ。」
「やりがいこそが、仕事の意義。」
「何よりもやりがいを大切にしたい。」
これらは実際にあった相談の中で、「やりがい」に関する会話例です。
誰もが「やりがい」を求めるわけではありませんが、
仕事をする以上「やりがい」を求めたいのは決しておかしなことではありません。
では、1つだけ質問をさせていただきます。
今までやりがいを感じたことはどんなことでしたか?
「ありがとうと言われた」
「感謝された」
「成長を実感できた」
「注目されてインターネットで紹介された」
「社内で自分の功績が表彰された」
「お客様と仲良くなることが出来た」
「売上を達成することが出来た」
これらワードが思い浮かんでくるかもしれません。
「やりがい」はその方によって概念や感じる点も違うのでそれを言語化していくことが必要です。
ポイントとしては、「人によって違う」ということです。
もし、過去にやりがいを感じたことがないのであれば、どんな時にやりがいを感じそうか?をイメージしてみることからでも、構いません。
それがイメージ出来ていないと、やりがいを感じにくいようにも思います。
次に、それらはどんなシュチエーションでどんな仕事を誰とどんな方法で行っていた時ですか?
それを具体的に、なるべく細かく考えてみてください。
例えば…
求人広告の営業を医療業界でやっている時、求人広告を出稿していただいて
人を採用することが出来て、採用担当者にとても感謝された。
これを是非さらに状況などを細かく考えてみてほしいです。
この細かく考えることが「やりがいを何に感じているか」を明らかにしていけます。
医療業界に特化したインターネット求人広告媒体への
求人広告出稿のプレゼンを先方の採用担当部長に行った。
プレゼンはうまくいき、求人広告を100万円で受注をし、
その求人広告のキャッチコピーを自ら作成し、それをインターネット媒体に掲載開始。
最初はうまくいかなかったが、途中、先方の採用担当部長と話をする中で
「そういえば、今まで当社で働いている人は当社の行動指針が好きと言ってくれている」
というヒントをいただき、再度キャッチコピーを変更。
結果、1週間に1件程度の応募が1週間に10件以上の応募が来た。
面接を実際に行っていただき、希望の方が入社をした。その入社をした方が
即活躍をしていると採用部長が嬉しく話してくれた。
採用部長は「君の機転の利いたキャッチコピー変更で、良い方が採用できた」と言って下さった。
今回の求人広告掲載により、求める要件以外にも中で働いている人の「会社の気に入っている点」を記載することで似た人材・合う人材を採用できるヒントを得ることが出来た。
これらにより、自分自身がどこにやりがいを感じたり、周りから評価されたのかを思い出していくことで「自分自身がやりがいに感じたこと」が見えてくるのではないでしょうか。
「感謝されて嬉しかった」の中でも自分自身がどこが嬉しく、誰に言われて嬉しかったのか、は人によって違うはずです。なるべく状況を細かく書いてみることで、その時の状況に+して感情も乗ってきますので、その感情が「嬉しい」「楽しい」などであれば、やりがいを感じているともいえるかもしれません。
自分自身の「やりがい」を明らかにすることから、やりがいを感じる仕事を言語化していく必要があります。
やりがいを感じた背景には、もしかしたら契約に至るまでの長い道のりが、「やりがい」を増やしているかもしれません。このように自分なりの+αの仮説を持ってみることも良いことです。
より具体的にその時の状況を思い出して、イメージしてみてください。
そこまでいけば、自分自身の求める「やりがい」が見えていると思います。
そうすれば、ただ「やりがいを感じたい」→「自分にとってやりがいは●●なので、やりがいを感じられる仕事である●●をしたい」と進化していけるのではないでしょうか。
それが実際の転職希望先でも味わえるのか・感じられるのかを確認していけばよいと思います。
直接面談などで確認ができないにせよ、自己理解できた「やりがい」を味わえそうなのか、イメージのつく業界・職種・役職につけるよう努力していきましょう。
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