回答
話としては、
・現在の職場には満足をしている
・給与面の不満から、転職も視野に入れている
という2点の相談でした。
結論から言いますと、転職エージェントにまずは相談をしてみるということになりました。
「現在の職場には満足をしている」
まずは、現在のご職業や職場についてお伺いしました。
彼は、ベンチャー企業の役員をされていて、経営に携わっているようです。
自らの行動で職場環境などは会社に提案することが出来、副業解禁を含めて社員が満足しそうな就業環境の提案や、自らが好きな事業の立上げなど提案次第でいろいろと行える環境もあるようで職場環境などは良いようでした。
特に彼自身に直属のメンバーもいるようで、メンバーの成長支援などをしている時の彼の表情は明るく、充実しているのが伝わってきました。
自らが提案をして、自らが行動することで会社が少しずつ変わっていくのが楽しい様子が伺えました。
「給与面の不満から、転職も視野に入れている」
給与面の不満についてお伺いしました。
社員とは別で委任契約という形で社長と個別契約の年俸制のようでした。
参考：自分の希望年収をどのようなアプローチで考えていけば良いのか？
記事内にあるような考え方も少しお話させていただきました。
それに対して、何を求めるのかなどをお伺いしました。
会社業績自体は微増傾向で、
「もう少し自分に会社が給与を払えるのではないか」と考えているようです。
彼自身は役員という立場なので会社のPL/BS/CSなどの財務諸表も読むことが出来ます。
それを見た上で感じているようでした。
今までは会社の状況や社員の昇給などを優先して、率先して行っているのですが
自身の給与があまり変わらない現状に不満があるようでした。
元々彼自身は「お金」を最優先として考えているわけではない…という考えをお持ちでした。
彼の「お金を意識するようになった」という背景には、配偶者の病気により少し今までもお金がかかるようになったということもあるようでした。
その話は会社にしていないようでしたので、それで給与が直接的に変わる可能性は全くありませんが、環境共有ということで話してみても良いのではないか？というのをお知らせしました。
彼自身は、「それが理由であげてくれ」ということにはしたくないようで、
それも踏まえて日々来るエージェントからのスカウトメールに心が揺らいでいるようです。
このように何か会社外の出来事が考え方を大きく変えることは珍しいことではありません。
その「珍しいことではないし、変なことではない」というのを彼にお知らせすると
少し安心した表情を見せてくれました。
そして、彼との中で、彼自身が決断したことは以下でした。
・会社と給与交渉をきちんと行う
もちろん、配偶者のことはお知らせするが、直接的な理由にするつもりはない
・転職エージェントに話を聞きに行く
日々くるスカウトメール等に反応したりしてみて、話を実際に聞いてみる。
外の情報が会社への交渉材料に多少なる可能性もある。
彼自身は、多くの決断を日々行っている職種の方ですから、導く必要もなかったのですが、職種柄、相談を気軽に行うことなどがないように感じました。
このように「決断する必要性を理解している」というのは非常に相談が
スムーズです。
まずは、決断していく重要性を理解し、整理を自ら行えるのか…という視点で
考えるのも1つの手であり、その助けをエージェントに求めても良いと考えています。
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