相談者の声

【相談】Oさん30代男性「テレワークになって、気分が憂鬱です」

Oさん30代男性
Oさん30代男性
コロナウイルス感染拡大防止のために、会社が原則リモートワーク勤務になりました。人と話すことが楽しいと感じていたので、毎日家にいて憂鬱です。

回答

話としては、
・会社が全社リモートワーク勤務になった
・人と話すことが出来ないために、憂鬱
という2点についての相談でした。

結論としては、病院に行き、必要に応じて転職、ということになりました。

「会社が全社リモートワーク勤務になった」

まずは、彼の仕事内容についてお伺いしました。

彼は、大手印刷会社の営業職をされています。
紙が昔から好きで、色々な紙に触れることが出来、印刷物などが世に出ることを
手伝える仕事に魅力を感じて新卒から勤務を続けています。

外回り業務が多く、朝会社に行き、外出先から直帰するなど、
外出して商談する大変さは感じつつも、お客様に喜ばれる姿などを
見ることにもとてもやりがいを感じているようでした。

しかしながら、2020年春先からのコロナウイルス感染拡大防止のための
緊急事態宣言を受けたタイミングから、会社としてリモートワークの原則出社となり、
基本的には家で仕事をする体制になったようです。

多くの社員がリモートワーク体制に喜んでいるものの、
自分自身としては少し納得が言っていないような、
しかしながらそれを否定できる状況でもない、という気持ちになっていました。

「人と話すことが出来ないために、憂鬱」

現在の心境をお伺いしました。

現在は、「憂鬱」とのこと。
元々、社内の人と直接コミュニケーションをとったり、
社外の方と対面で顔を合わせて仕事をする楽しさがあったにも関わらず、
物理的な距離が遠くなってしまったことによって、触れ合いが減ったことで、
日々感じることのないような不安感などに襲られるようになってしまったようです。

彼は一人暮らしをされていて、
起きて同じ部屋で業務がスタートする環境が続くことに嫌気がさしていました。

勿論、社内でもコミュニケーションを増やそうと、ネット上の会議システムを活用したり、
朝会などを行ったりしているので、顔は画面上で合わせることが出来ます。
しかしながら、偶発的な会話が生まれることはなく、ここでも疎外感などを感じているようです。

最近は食欲もなくなってきてしまっているようです。
彼女などと℡したりはしているようですが、遠距離ということもあり、
中々会えない日々も続いているようです。

食欲に影響が長く続いているということで、
これ以上は精神的な領域になる可能性もあるため、
専門の医療機関やカウンセラーを紹介して、相談を一旦、終えました。

後日、彼は転職をして接客などをする仕事に就かれることを報告いただきました。

多くの会社にとって、リモートワーク下のマネジメント、就業環境には課題を抱えています。
業務上、成果上の話に焦点が当たることが多いのですが、
特におひとり暮らしの方などは、メンタル不調を訴えるケースが増えています。

まずは、そのような方の心のケアを整える体制づくりも、
企業は意識していかないといけない、ということを改めて思い知らされました。
彼にとって、良い選択となり、また元気になるのを祈りつつ、
きちんと専門的なことについては、紹介していきたい、と考えています。

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