キャリアの考え方

成長した実感はどうやって感じるのか。

今回は、表題の「成長した実感」について少し書きたいと思います。

日々仕事をしていく時。
転職を考える時。
評価の時期。
月末の振り返りを行った時。

ふと、「成長しているのだろうか?」と思う方が多いように思います。

成長とよく似ていることで、
「評価」ということを挙げる方もいらっしゃるので、
先に評価についても触れたいと思います。

評価は、他者(社)がするものです。
良い評価がつく、悪い評価がつく、というのは「成長」とは関係がない話です。
上長がつける評価、多くの方がしてくれる評価、
マーケットの評価、後輩からの評価。
評価については、自身で付ける自己評価というものもありますが、
基本的には他者が自らに対してすることです。

他にも成長が語られるときに「強み」というのもあります。
強みに関しても、基本的には他者(社)が気づかせてくれるものです。
誰かと比較したり、何かと比較したりして相対的に秀でている能力や
成果に対して「そこが得意なんだね」と気づかせてもらうことで、
人に比べて「強い」ということで「強み」が抽出されていきます。

では、表題の「成長」はどうでしょうか。
結論としては、「成長とは自身で実感するもの」であります。

自分の現状と理想の間を「課題」と表現する方もいらっしゃいますが、
その課題を克服したり、
自分が出来なかったことが出来るようになったり、
自分が得意なことがさらに得意になったり。

今までと現在の変化がプラスに作用したと考えられる場合、
成長実感を得られて、「成長している」状態になっていると考えられます。

ですから、お奨めしているのは、きちんと自らを振り返り、
何が出来るようになったかを考えることで「成長実感」を得られるのではないでしょうか。

勝手に、何となく、「成長している」というのを
普段から感じるのはハードルが高いものですが、
きちんと振り返りを行っていくことで成長というのは実感できるものです。

「成長しているかわからない」という方については、
以前の時分はどうだったのかをきちんと振り返り、
可能であれば、その時に感じたことや出来たと思うこと、
出来ないと思っていることなどを残しておく。
そして、今の自分を書き出してみて、その時の自分と比較してみることです。
その差が良いものであれば、成長していると感じることが出来るのではないでしょうか。

きちんと自身の成長実感を感じながら、
一歩一歩前に進んでいくことをお奨めします。

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