職種や業界、やりがいなどハッキリしていない場合、
キャリアカウンセリングには理論というものも存在します。
今回は「ホランド理論」を簡単にご紹介します。
私の所感としては、
事務職や主婦の方、若年層サラリーマンなどに有効だと思います。
ホランドは、各々のタイプを「計測できる」とした理論です。
「自らはどんなタイプなのかの大枠」
「環境はどんな環境を求めるかの大枠」
という視点から、自らの満足度をあげていくという考え方です。
E(Enterprising) 企業的 ex)管理職 人とかかわる
C(Conventional) 慣習的 ex)ルーチンワーク
R(Realistic) 現実的 ex)モノを取り扱う 手を使う
I(Investigative) 研究的 ex)抽象的を好む 数学 科学
A(Artistic) 芸術的 ex)自由
S(Social) 社会的 ex)1対1の仕事
上記の6タイプです。
自らのタイプを考えてみましょう。
※図が見にくく、申し訳ありません。
自分を中心とし、感覚的に「●」を外側に行けば行くほど「強い」とし、記載していきます。赤線が例になります。
ホランドによると、そのタイプと同様の環境を求めているとのこと。
図で言えば、研究的・慣習的は望まず、芸術的・社会的・企業的であることがわかります。
勿論、人のタイプと環境タイプが違う方もいらっしゃると思いますので
求める環境タイプもその上から「●」を書いて大きさを書いてみましょう。
その「人」「環境」の重なりが求める方向性になります。
また、隣り合わせされた数値が近いものが求める方向性になります。
図も3つが突出して高くなっています。
また突出しているものと、数値の小さいものの差が自らの興味を表したり、文化を表したりします。
これらタイプが何となくでもわかると、今後考えるときに振り返れますね。
何も自らがわからないときはこのような大枠からの
アプローチもキャリアカウンセリング理論としてはあります。
まずは、自らの興味傾向を理論に当てはめてみるのも、良いのではないでしょうか。
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