キャリアの考え方

キャリアカウンセリングの定義とは何か?

転職エージェントや転職サイトから、
「キャリアカウンセリング」の申し込みができることがございます。
著者もキャリアカウンセラーですから「キャリアカウンセリング」という言葉は身近ではあります。

ですが、キャリアカウンセリングってそもそも何なの?というお声もあり、
今回は教科書的になりますが、キャリアカウンセリングの定義について書きたいと思います。

早速ですが、キャリアカウンセリングを定義しますと…
※著者は日本キャリア開発協会(JCDA)に所属しているため、そちらの内容に沿っております。

【キャリアカウンセリングの定義】
キャリアカウンセリングとは、発達的視点に立って、成長と適応という個人の積極的側面に強調点を置き、個人が環境の中で効果的かつ自律的に機能できるように支援すること。
自己概念の開発(成長)を通してキャリア形成を図ること。

「…え?どういうこと?」という部分もあるような気がします。

ものすごく簡単に言いますと、
個人の「成長しよう」「順応しよう」という積極的な気持ちを尊重し、
この個人が環境の中で気持ちよく働けるように支援すること。ということです。

キャリアカウンセリングにおいて重視したいのは、
人間が社会的な存在であることのようです。
つまり人は育った国の文化や社会環境、その中での経験や人間関係に影響を受けているため、それら全体との関係の中で個人を捉えることが大切ということです。

そのような全体との関係の中で人間が生まれて、成長に向けて進もうとする存在と考えた時の中核概念として、「自己概念」があります。キャリアカウンセリングは、自己概念の成長を促す働きかけであると考えられます。

【では、自己概念の成長って…?】

少しわかりにくいことに、自己概念の成長がありました。

自己概念の成長とは、自己と社会とのつながりを日常の経験を通して感じ、
それらに対して肯定的な意味を持とうとする継続的な営みを通じ、「つながり」に対する肯定感によって生み出される心理的発達に対する実感と言われています。

これも難しいかもしれません。

これも簡単に言いますと、
自分自身が会社などを通じて社会と繋がりを持ち、
仕事などを継続的にする中で「あ、社会と繋がっているな」という感覚から出てくる
充実感、幸福感、正義感、満足感、安定感、達成感などを感じるようになってくる状態を
自己概念の成長と言えます。

今回は、「キャリアカウンセリングの定義」について簡単に書きました。
「キャリアカウンセリングを受けてみよう」と考えること自体、ものすごく積極的な姿勢であり、良い1歩になることは間違いありません。

あまり考えすぎずに相談してみることも大切ですが、
「~気になるから受けてみよう」と前向きな姿勢になることで得られることが多いと思います。もし、よろしければ最下段のリンクからエージェントなどを選んでみて相談をしてみてください。

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