キャリアの考え方

不況の中での公務員という選択肢

今回は、プライベートな話で著者が親族に公務員も多いことから、
公務員になるという選択肢について、少し書いてみたいと思います。

著者の父は、教職者で祖父も教職者でした。
さらに言うと、母は幼稚園の先生で、祖母も教育関連。
曾祖父も教職者でした。

何となく、幼少期は自分も教職者になるのではないか?
とは感じていたように思います。

やりがいというのを親族から見ると、
学生の方々とのつながりが卒業後も続き、
「師」として、感じてくれる学生なんかが自宅に遊びに来たことも
あるので、その意味で「素晴らしい職」なんだろうなぁと
幼いながらに感じ、今でもその記憶が残っています。

また、昔は教職者も学生の方々と同じように(日直がなければ)
お休みも長く、家族と多くの時間を過ごすことが出来ていました。
長い休みには一緒に旅行に行くことができたり、
とても楽しそうな社会人だなぁというのも感じていました。

ただ、当時の就職を考える前後、中学生になる前くらいには
その姿にだんだんと惹かれなくなっていき、
教職を目指すのを止め、企業への就職を選ぶことになりました。

なぜそう思ったのか?については淡い記憶ですが、
何となく「仕事は仕事!」という風に捉えているように感じ、
それ自体を現在否定することは全くないのですが、
何か、「仕事を楽しくしていない」という風に感じた記憶が
あったのではないかと記憶しています。

公務員組織内で、新たな提案を通すのは大変なように見えました。
しがらみが多く、自分で動かせる範囲も大きくはないため、
どうしても仕組みを回していく、波風を立てない方が良い、
そんな風に見えたのだと思っています。

もちろん、仕事としてのすばらしさがあるということは
付け加えておきます。

最近、コロナウイルス感染による自粛や在宅ワークなど
働く環境が大きく変わり、「安定している企業って何?」ということを
問いただされていると思います。

それはつまり、生活インフラと言われる衣食住以外の
業態の難しさもこのような有事の時には感じています。

だからと言って、公務員の方々や教職者が安定している、
というわけではないのですが
国としても必要機関として認識している点では職としての安定は
企業よりもあるとは思っています。

一時期は、公務員という仕事より、企業人の方が面白いのでは?
という若者側の風潮や、そうは言っても「公務員になってほしい」という親の気持ちが強いことが言われていましたが、この親の気持ちは加速するのではないでしょうか。

改めてこの環境下では「安定した企業」の定義の難しさは
如実に現れました。
多くの方にこれを定義するのは難しいように感じています。

安定という意味での公務員とうい選択肢は、アリだと思っています。
ただ、付け加えておくと「安定したいから」で務まる職種ではないことは明白です。

自身にとって、本当に重要にするべき項目は、安定なのか?それとも?
という自己分析をきちんとしていき、「在りたい自分」からその職種が公務員であるのであれば、それは安定という面でも良い選択肢になるのだと思います。

とりとめのない文章になってしまいましたが、
これからも公務員需要は多くなるというのを日々感じているため、
書かせていただきました。

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