回答
話としては、
・受託型のデザイン業務に飽きている
・責任のある直接取引の仕事がしたい
という2点についての相談でした。
結論としては、転職を検討するということになりました。
「受託型のデザイン業務に飽きている」
まずは、現在の仕事内容についてお伺いしました。
彼女は、制作会社にWebデザイナーとして勤務をしています。
営業が獲得してきた案件に対してWebサイト制作や改修を主に、
営業・ディレクターと共に携わります。
納期など、非常に厳しいものを営業が獲得してくることもあり、
毎週のように終電までで仕事をされています。
受注先との打ち合わせにも同席することもあるのですが、
ほとんど発言権はなく、営業主導で話が進むために、
言われたことを制作するのみ、という毎日を過ごしているようです。
さらには、多くの受注先は広告代理店になるため、
最終的にWebサイトを見る顧客からすると非常に遠いようです。
Webサイトを見る方←サイト運営者←広告代理店←Oさんの会社
というような形で下請け業務を行っているようです。
いわゆる受託型と呼ばれるもので
広告代理店が作成した要件定義に沿って
制作をする制作スタッフという業務に従事していることになるため、
基本的に自由が利かないようでした。
これら「言われた通りに制作するのみ」ということに飽きているようです。
自ら能動的に制作をする自社サービスに携わったり、
下請けではなく直接的に取引する制作会社で仕事をしたいという希望を
持たれていました。
「責任のある直接取引の仕事がしたい」
こちらの意図についてもお伺いしました。
直接取引や自社サービスに携わりたい、というのは上述の通りですが
「責任あること」に身を寄せることで、自分の成長も早くなるのではないか？
という風に感じているようでした。
こちらについては、以下のようなことをお知らせしました。
責任については、現状のお仕事でもあるのではないでしょうか。
何事も自身の気持ちの持ちようで、お客様である広告代理店の要望に沿った
制作をきちんと行うことが「責任あること」にはつながらないのでしょうか？
この質問についても、彼女なりの回答がありました。
勿論、気持ちの持ちようで責任を感じながら仕事をしたり、というのは
今までやってきたようで、気持ちの面というよりもきちんと制作物の効果などを
一緒に顧客と追いかけていきたい、という意図があるようです。
制作物を制作して納品したら終了…というわけではなく、
きちんとその後に繋げていきたいという希望があるようでした。
それら本当の希望をお伺いしたところで今回の相談を終えました。
今回のお悩みについては漠然と「飽きている」というところから始まりましたが、
本来の彼女の希望は「制作したサービスの効果も一緒に追いかけていきたい」というものでした。
これら、本当の希望が明らかになったので、それを自社で出来るのか？
出来ないのか？をしっかりと考えて、出来なそうであれば転職も視野に入れる、
ということでその後話が進んでいきました。
漠然とした感情の奥にある、本当に自分が求めるものが何なのか？を
きちんと見極める必要があります。目の前のことに対処するのではなく、
根本的な原因を考えて、しっかりと自分で自分の道を考えていくことを
お奨めします。
オススメ転職サイトや転職エージェントに無料登録してみたい方へ
