回答
話としては、
・営業職として活躍をされている
・地方転勤が発表されて、これからどうしようかわからない
という2点についての相談でした。
結論としては、地方転勤の理由を上長に確認する、ということになりました。
「営業職として活躍をされている」
まずは、仕事内容についてお伺いしました。
Jさんは新卒5年目で自動車ディーラーの販売店に勤務されています。
日々、来店されるお客様や予約来店されるお客様に対して営業活動を行ったり、一度購入いただいた方のご自宅に訪問して追加で車の販売・修理などの受注を行っているようです。
1ヵ月に数台も売ることが難しい世界で毎月のように販売をし、
営業所内でもTOPクラスの成績を収めているようです。
都内の販売店ということもあり、世帯年収も高いお得意様も多くついたことで継続的な売上確保も出来ているようです。
都内の販売店は、同じ営業の中でも出世街道と言われているようで、ここで成果を継続的に出していくと本社の営業企画などに異動することが出来る可能性もあるようで、都内は一等地ビルにあるため、それを目指して日々頑張っているようです。
「地方転勤が発表されて、これからどうしようかわからない」
ある日、突然の内示が人事部門から一方的に発表され、
九州地方への異動が発表されました。
Jさんにとっては、思ってもみない出来事でひっくり返りそうになったようです。
都内でお付き合いしている方との同棲を兼ねた転居も検討していたため、
それも含めて頭が真っ白な状態。
今後どうして良いか、わからない状況のようです。
この内示について、どのように考えているのか、お伺いしました。
すると、
地方異動は基本的に出世街道から外れることが多く、評価されていると思っていたのに
一体会社は自分のことをどう思っているのか?も含めて不信に思ってしまっているようです。
そこで、このようなことをお伝えさせていただきました。
Jさんの上長はどのように考えているのでしょうか?
地方転勤の意味などもきちんと聞いてみるのはいかがでしょう?
過去はもしかしたら出世街道から外れていたという事実はあるのかもしれませんが、
本件はそれに該当するのか、確認しても良いかもしれません。
すると、Jさんは「上長と対話してみる」ということで今回のお話を終えました。
直接的にJさんの気持ちに寄り添うことはできたものの、直接的に会社の状況が
わからないこともあり、上長との対話を促させていただきました。
本件のように、ご本人のみではわからないことは会社や上長ときちんと対話してみるのも
良いのではないでしょうか。
カウンセリングの有名な理論でシュロスバーグの転機を乗り越えるための4Sというのがあります。
Situation(状況)
Self(自分自身)
Support(周囲の援助)
Strategies(戦略)
これら視点をもって個人の転機を乗り越えることが出来るという考え方です。
これらについても少しお話をさせていただきました。
まずは、ご自身のおかれている転機を受け入れるために、事実と解釈を切り分けて考えていくことは非常に重要です。
冷静になり、まずは客観的事実を把握してから、その後の対処を考えていくことをお奨めします。
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