回答
話としては、
・結婚したが、無職の状況になっている
・書類選考が通らない
という2点についてのご相談でした。
結論としては、職務経歴書を改めて書いてもらい、添削するということになりました。
「結婚したが、無職の状況」
ご結婚のタイミングで転職を考える方はとても多いです。
それ自体は、今後の人生を考えて行く中での選択肢としては良いと思っています。
就業しながら転職活動をするのか、退職してから転職活動をするのか、というので迷う方が多くいらっしゃいますが、基本的には「転職先が決まってから辞める」のをお奨めしています。
転職活動中の気持ちとして、既に無職だと負い目を感じてしまったり、焦りを感じてしまうことが多く、就業中であればメンタル的に良い方向に作用することも多いです。
但し、勤務時間の関係やご本人の集中度具合により、「辞めてから」の方がやりやすい場合も勿論あることは事実です。
既に退職済とのことで、最初は「生活費」面での問題がないかお伺いしていきました。
すると奥様が就業中とのことでそこは問題ないとのことでしたので、速やかに転職活動を続けるということで共通認識を持てました。
まずは、転職活動を終えたい時期の目標を決めていきました。
「書類選考が通らない」
履歴書・職務経歴書の両方を確認しました。
履歴書を確認すると、彼自身は3社ほど就業経験がありますが、職と職の間に期間が必ず3-6か月ほど空いていました。
面接でも聞かれることも多くございますので、
その空白期間に何をしていたのかをお伺いしていきました。
すると、その期間は勉強をしたり、アルバイトをしたり、趣味の延長である漫画執筆活動をしているようでした。
アピールになるかは別問題として、書類で判断するわけですから、空白期間をどのように過ごしていたのかは、雇用側は気になるはずです。
丁寧に間の期間の説明をし、履歴書内の空白期間を埋めていきました。
次に「職務経歴書」です。
彼自身は営業職経験がありましたが、対面でサービス販売をするというよりは「インターネット回線の取り付け設置」という個人宅訪問という特殊な職種でした。
ご本人も「コミュニケーション能力」を強みとアピールしていましたが、面談しているとどこか、自信なさげな様子。
書いている内容と目の前の態度の乖離に気づきました。
そこで「強みと考えているコミュニケーションでどの辺が得意だと感じていますか?具体的にどんな経験からそのように感じましたか?」とお伺いをしました。
すると、「個人宅にお伺いして、個人宅に置いてある家具などに触れ、それについて話したりしてお客様と距離を縮めることが得意だった」との回答。
その話をお伺いして、「初対面で相手が興味あるものを察知し、コミュニケーションを始めることで距離を縮めて安心感を与える」という書き方にしよう、という話になりました。
ほどなくして、書類選考が通るようになっていきました。
このように漠然としたワードではなく、その時の状況で具体的にした行動をイメージしてみて何を感じたり、それによって何を解決できたか?を考えると、詳細な強みが抽出されていきます。
ご自身の悩みは具体的に課題を乗り越えるための「悩み」ではなく、現在の「症状」に焦っていることが多いです。「通らない」「焦っている」「どうしよう」など。
一旦、冷静に何が課題だと考えているのか、上手に自分を表現出来ているのか。第三者の視点で対話をしていくと、見えていない強みも見えてくるものです。
書類選考ということは、顔写真はあれど、人柄は伝わりづらいです。
顔も見えない中で選考をするという「選考する側」の視点を想像して2対応していくことが大切です。
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