キャリアの考え方

転職してから気にするべきこと2つ

「転職してから、何を気にした方がいいですか?」ということをよく聞かれます。
そのことについて簡潔に書きたいと思います。

結論としては、「観察をする」「ミッションの確認をする」という2点です。

1つずつ、少し書かせていただきます。

「観察をする」

具体的に何を観察するかというと、「人間関係」「風土」「雰囲気」「違和感」などです。

会社により、ドライなのかウェットなのかの人間関係や、上司・部下の人間関係は違います。
誰をキーマンとして物事が決まっているのか、誰と誰が仲良く話しているのか、
誰が引っ張って事業を展開しているのか。

会社により、何を大切にするかの風土は違います。数字なのか、顧客の感情なのか。
いわゆる仕事人間のタイプが多いのか、それともプライベートを重視しているのか。

会社により、雰囲気も違います。体育会系、文化部系。目標数字を大切にするのか、
目標ユーザー数なのか。ガヤガヤしているのか、割と静かに仕事をしているのか。
直接コミュニケーションが多いのか、電子上コミュニケーションが多いのか。

さらに、周りを見た時の違和感なんかを覚えておくのもお奨めです。
前職といきなり比べてあーでもないこーでもない言うのは、時に嫌われますが前職の良かった点をどこかのタイミングで転職先に投入するのは良いことです。
転職先に入った後の違和感などを覚えておいて、それを後に会社へ改善案として提案することも、会社側としても喜ばれる提案であるに違いありません。

このように会社毎に「見えないルールの中での基準」というのがあります。
それをきちんと身体と心で感じて会社のことを知っていくための「観察」が重要です。

「ミッションの確認をする」

言葉のままではありますが、ミッションの確認をきちんとしましょう。

ミッションとは、その転職者が入社した理由そのものでもあります。
また、そのミッションを基点に評価がされることもあるとは思います。

ミッションについて、例えば「●●事業の発展を加速する」と言われていたとします。
これでミッションの確認完了、としないのがポイントです。

ここで「ミッションの確認をする」ことが大切と言われている所以は、発展というのは何を指すのか、どんな状況なのか。
加速というのはどれくらいのスピード感で、どんな状況なのか。
というのを少し話しておいたほうが良い、という意味です。

「●●事業の発展加速する」ということが、
発展している状態…前月のアクティブユーザー数を当月が上回っていく状態
加速している状態…目標達成が月末ではなく、中旬には出来ている状態
ということが分かったのであれば、それを達成するために何が必要なのか、
その目標は適切なのか、も含めて上長や周りと話し合っていく必要があります。

これが「確認する」ということです。
ここが定まっていないと後に「成果を出した」と思っていたことが
成果を出していないとなってしまったりすることが多々あります。
上長の評価スキルも人それぞれなので、この辺はしっかり決めていくほうが業務への集中という意味でも良いと思います。

勿論その先にある「与えられた業務を通じて成果を出す」というのが大切なのは
言うまでもありません。
何かミッション以外のことで貢献するよりもきちんと課されたミッションをクリアしていくことで周りの目も当然ながら変わっていきますので、会社の中でのポジションを確立しやすくなります。
「与えられた業務」に焦点を当てることが大切です。
逆に与えられていない業務は、与えられた業務をやったうえでさらにやる方が良いです。

このように今回は、誰にでも出来る「観察をする」「ミッションの確認をする」ことを
紹介させていただきました。いずれも転職後の初日から試すことが出来ます。
是非、これから転職をされる方は実践してみていただければと思います。

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