回答
話としては、
・営業で成果をあげているのにも関わらず、昇給がない
・会社には憤りを感じている
という2点の相談でした。
結論から言いますと、副業を行うということになりました。
「営業で成果をあげているのにも関わらず、昇給がない」
まずは、評価制度がどうなっているかについて、お伺いしました。
立てた目標数字に対して達成しているか、していないかの業績評価と
職級に対して相応の行動を行えているかの行動評価があるようでした。
業績評価は比較的わかりやすい設定のようで、「達成しているかしていないか」が
分かるのですが、行動評価に関しては、本人と上長で立てたものに対して「出来たか出来ていないか」を見るものであるようでした。
ご本人は「成果」というのを主に「業績結果」と捉えていて、
それは出来ているようでしたが、「行動評価」の評点がいつも悪いようです。
行動評価は特に「数値化」をしにくい点もありますから、自分自身が
「上司に意図的に低くされているのではないか」とも感じているようです。
但し、話をよく伺っていくと、業績評価という点では一定の評価を受けているので、
「評価されていない」というわけではありませんでした。
業績評価に加え、行動評価も一定数の「出来る」を獲得をしないと昇給がないようでした。
さらに話を伺っていくと、ご自身の中にも「行動に対する改善の必要性」は感じているようでした。
そこはきちんと会社の評価制度に沿って改善していく必要性を確認しました。
「会社には憤りを感じている」
彼女自身は、生活する上でもう少しお給料が欲しい理由がありました。
旦那さまが転職をしたばかりで給与が下がったようです。
それを上長にお伝えし、「給与をあげたい」ということも知らせたようです。
それに対して軽くあしらわれたようで、怒りを感じていました。
これに関しては、上長の方の対応が正確にはわかりませんが、
「ご家庭の事情で給料をあげてほしい→給料があがる」ということに
ならないのは明確に理解をしてもらいました。
それはある程度、理解しているようでしたが、あまりにも寄り添う態度などが
感じられなかったため、感情を抑えることがなかなかできなかったようです。
彼女自身は、自分自身の意気込みに対しての「その場の共感」「理解」などが欲しかったようでした。
幸いにも会社自体はホワイト企業で、定時での退社が可能です。
退社してからの時間もあり、副業も容認されていることから
少し退社した後に副業をしてみることで多少の収入UPを狙っていくことになりました。
今回もご本人と話していて、気を付けた方が良いと感じたのは、「事実」「感情」をごちゃまぜにしないことです。
評価制度などを変えることは容易ではありません。
イライラしてしまっていたのは、実は給与面ではなく「上長の態度」が大きかったように感じます。
何に感情が揺さぶられているのかをきちんと整理をして
本当に自身が気になっていることの解決に動いていきましょう。
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