キャリアの考え方

「人間関係の悩み」で転職を繰り返さないためのヒント

転職したくなった理由でTOP1・2を争うもの、それは「人間関係の悩み」です。
エージェントが取るアンケートで特に女性はその理由が多いとのことです。
男性はちなみに「年収」が多い傾向があります。

事実、人間関係で悩みが続くようであれば転職は良い選択肢だと思います。
異動願いも選択肢としてありますが、社内に「人間関係で異動した」と理由が広がる可能性を考えると転職という選択肢は0からやり直せるという点でも良いです。

人間関係、つまりは「対人関係」ですが巷では
「対人関係が原因で辞めた人は、次の職場でも繰り返す」という声もあります。
果たして、そうでしょうか。

対人関係も具体的かつ、どのような要因で起きていたのかを把握しておき、
自らの職業上の対人関係における価値観を知ることで軽減されると考えます。
今回は、同じことを繰り返さないためのヒントとして、書きたいと思います。

軽減されると言っているのは、やはり最後は入社しないとわからない部分がどうしてもついて回るからです。

では、自らの対人関係で困ったりしたことをまずは思い浮かべてみてください。

次に、以下のどれに当てはまるか考えてみましょう。

・一人で働いたから起きたのか、少人数なのか、大集団の中なのか
・民主的な関係の下か、権威的構造化なのか。
皆がフラットな組織で起きているのか、ワンマンな社長なのか
・フォーマルな人間関係や、カジュアルな人間関係か
 ウェットな職場なのか、ドライな職場なのか
・社外の人と頻繁に接触するのか、ほとんど接触しないのか
・同僚との関係は競争的か、協力的か
・即断即決の上司が良いか、熟慮型の上司が良いか

勿論、これ以外にもあるとは思いますが、自らの診断ツールとして上記に当てはめてみてください。

理想でも構いませんが、あくまでも目的は「繰り返さない」として、現状を元に考えてみてください。

少しだけ具体的に説明します。

一人で働いたから起きたのか、少人数なのか、大集団の中なのか

1名で動いている環境なのか、小さなチームなのか、大きなチームなのかを
考えてみてください。大小の基準は自らのイメージで決めて構いません。

民主的な関係の下か、権威的構造化なのか。

皆がフラットな組織で起きているのか、ワンマンな社長なのか
社員の意見が自社事業に反映されているものなのか、それとも上長がすべてを
決めるのか、はたまた社長が何も決めるのか。
そのそれぞれの決めるプロセスはどのようになっているのか、などを
考えてみてください。

フォーマルな人間関係や、カジュアルな人間関係か
ウェットな職場なのか、ドライな職場なのか

「仕事は仕事」「一緒に飲み会にもよく行く職場」なのかを考えてみてください。
「プライベートについての会話をする」「プライベートについて話さない」職場なのか。
色々なことに干渉してくるのか、してこないのか、などを
考えてみてください。

社外の人と頻繁に接触するのか、ほとんど接触しないのか

社内の方とコミュニケーションを多く取るのか、それともどちらかというと
社外の方とコミュニケーションを取るのか、考えてみてください。

同僚との関係は競争的か、協力的か

同僚とは常に競争するのか、それとも競争ではなく一緒に進めるのか。
個人の営業マンとかを考えると少しイメージがつきやすいかもしれません。

即断即決の上司が良いか、熟慮型の上司が良いか

上長は判断が速いのか、それともきちんと情報を集めてから判断するタイプなのか。

「対人関係の悩み」を上記に当てはめてみてください。
少しは状況が明確になってくると思います。

「これが条件としてあると繰り返される」というイメージを少しもつことが大切です。

何も考えずに漠然と「あの人は~だった」「あの上司だから起きた」と考えるのは
少し危険です。
状況や条件を少しだけでも把握をしておくことで繰り返さないキッカケとなると思いますので、ぜひ把握から始めてみてください。

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