自己分析もほどほどに、転職エージェントに行き、
晴れて紹介された転職先に内定が出た後に、
不安になることの1つに「長く勤められるか」ということがよくあがります。
特に転職や就職を機に上京や引っ越しを伴う時に不安になる方が多いように感じます。
自分の中では、「せっかく引っ越すのだから」ということがあるようです。
今回は、「長く勤められるか」過度に考えることが必要ないことについて、
少し書きたいと思います。
結論から言いますと、
終身雇用制が終了し、先行き不透明な経済環境ですから
「●●年は保証できます」というサラリーマン生活はなくなっています。
それらは客観的事実ですが、
まずは「長く勤められる」という構成要素を考えてみましょう。
長く勤められそうな●●では何が思いつきますでしょうか。
「環境・体制がしっかりしている」と答えられる方が多くいらっしゃいます。
「環境・体制がしっかりしている」というのはどのような状態でしょうか?
自分なりの答えがあるのであれば、それを考えてみた方が良いですし、特にないのであれば「自分には答えがない」ということを把握をしてみると良いかと思います。
一般的には、個々人にとって働きやすい環境、ワークライフバランス、生活などを支えてくれるような福利厚生がある、などといった状況でしょうか。
「業績が安定している」ということを挙げる方も多くいらっしゃいます。
「業績が安定している」とはどのような状況でしょうか?
もし、理解できないのであれば、そこは最低限勉強して、自身でIR資料を見れば安定しているのかどうかを判断できるようになるのも良いかとは思います。
業界自体が緩やかに成長をしていたり、業績自体も成長している状態であれば安心、と考えやすいということになるかとは思います。
しかしながら、前述の通り、近年のAI・Iotを含めた技術革新で事業環境などは大きく変わってきています。これら新たな技術は、特定の業種のみではなく、多くの業種にかかわってきますので、今業績が安定していても、何かに代替される可能性は多くあります。
その意味で業績の安定、というのは難しいものになっています。
同様に業績の安定に比例する「年収・報酬面」も同じことが言えます。
業績安定や報酬安定というのは、現実的に難しくなってきています。
このような各理由から、変化が激しい状況では●●年勤めるために転職した、というよりは数年勤めてその業界特有のスキルなどを身に付けて、必要とされる人材になる努力をする方が生き残っていく上では良いのではないでしょうか。
もちろん、簡単なことではありません。
しかしながら、話の趣旨としては「長く勤められる」ということを考えているよりは、「今後ビジネスマンとして、活躍するための経験やスキルを身につける」という方が、会社依存が少なくなるため良いのではないかと考えています。
今、「長く勤めたい」「これで最後の会社にしたい」「一生いたい」ということを考えている方は多くいらっしゃるかとは思いますが、会社状況に依存するのではなく、個々人としての能力UPを続けていくことをお奨めします。
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