今回は、面接などを受ける前に持っておいたほうが良い考え方について
簡単に記載したいと思います。
転職をしたいと思ったキッカケを思い出してみてください。
「年収をアップさせたい」
「人間関係がうまくいかない」
「ワークライフバランスを実現したい」
「残業が多すぎて身体を壊してしまった」
「勤務先が遠い」
これについては人の数ほど理由があると思います。
そーゆーものですので、こちらについて何か問題があるわけではありません。
面接時には「転職理由」を聞かれますから、それに嘘をついて
回答する必要もないとは思います。
ですが、多くの方はこれらを自分の問題ではなく、
所属している会社の問題としすぎる傾向もあるのではないでしょうか。
ここで書いておきたいのは「当事者意識」です。
当事者意識とは、何か不都合なこと、何とかしなければいけないような出来事が起こった
時、 その出来 事に対して 「自分で変えられる 」 とか 「 自分の問題として 何とかしよう」と思う意識です 。
この反対は、そのような出来事が起こったとき
「 客観的に(私の外にある問題として) 」 対処してしまうことです。
つまり 「他人事」 としてしまうことです。
事実として会社制度や環境に問題があることは多々あります。
ですが、その外的要因に対して自分はどのように行動したかを振り返ってみてください。
抵抗、という言葉は適切ではないかもしれませんがどのように環境を変えようと
動いてみたのでしょうか。
ここで何もせずに鵜呑みにしていたのか、何か自分から動いてみたか、というのは
面接官も良く見ているところだと考えられます。
勿論、外的要因のせいにするのが悪い、ということではありません。
それを自分事、もしくは会社環境にいる自分を「当事者」として考えられているのか、
というのは考え方として持っていた方が良い意識です。
「会社が悪いんです」と愚痴を言っているような方を採用したいと思うでしょうか。
会社が悪い状況をどのように立ち向かい、打破しようとしたのか、というのは
持っていると良い視点です。
このようなことは、自責・他責という言葉でも使われます。
何か起きた時に「自分の責任だ」と感じる方もいれば「会社のせいだ」「~さんのせいだ」
「マーケットのせいだ」と判断してしまうのは簡単なことです。
困難な環境でどのような意識で行動していたのか、
なぜ変えられないと感じたのか。
それらの感情の変化を思い出しながら面接に望んでみるのはいかがでしょうか。
繰り返しになりますが、「会社が悪い」ことも沢山あります。
それ自体は事実かもしれませんが、すぐに外部要因にすることなく、
冷静になってその環境についてどう感じたのかを整理していくことを
お奨めします。
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