回答
話としては、
・現職では会社のため、事業のために頑張ってきている
・成果や評価がついてきていない。納得がいっていない。
という2点についての相談でした。
結論としては、会社に自身の望むものを提示し、それでも納得がいかないのであれば
転職を検討する、ということになりました。
「現職では会社のため、事業のために頑張ってきている」
彼は現在、会社ではミドル層に位置づけられる課長職のようです。
部長と話し合いをしながら4名ほどのマネジメントも行っています。
日々、事業の課題と向き合いながら事業推進をされているようです。
マネジメントの難しさを感じながらも、自分自身も営業出身なので時に営業に出かけ
結果を残しているようでした。
「自分なりに」という枕詞はついていますが、会社のため、事業のために
役に立つよう最善を尽くしているようでした。
上司である部長からも一定の承認は行われているものの、
まだまだ部長が求める仕事が出来ていない、という自覚も若干、あるようでした。
ここに何か課題などが潜んでいそうな気配です。
「成果や評価がついてきていない。納得がいっていない。」
次に本題でありそうな成果や評価について、お伺いしました。
上記の通り、成果・評価に対して納得がいっていない様子です。
このようなときには、まずは「事実」と「感情」を分けて考えていくことが有効です。
■成果
成果が出ているというのは、売上目標を達成している状態を彼は指していました。
その意味で成果が出ていないというのは、売上目標が達成できていない状態のことを
指していました。
また、営業活動などで思うように契約を貰えてないことなども相まって成果が出ていないということをいっていました。
おそらく、これは事実です。
■評価
評価がされていないというのは、彼の中では「年収があがっていっていない」ということを
指していました。評価が上がらないと年収があがらないので、自分の頑張りに対して報いてもらえてないように感じていました。これは、評価の整合性はわかりませんが事実と感情が入り組んでいる様子です。
■納得がいっていない
これは完全に彼自身の感情です。
話を伺っていると、「頑張りに対して評価されていない」というのが大きいようでした。
彼自身は「頑張っている」と感じていました。
ここで、厳しいことですが事実をお伝えしました。
「頑張っている、というのは素晴らしいこと。但し、努力と成果は比例しないし、
ましてや、努力と評価も比例はしない」
ここが混同している方は非常に多いです。
さらに、仕事以外の環境の変化がないかお伺いしたところ、これから結婚を控えているとのこと。
仕事以外の環境の変化が、仕事に対する考えに影響を与えることは非常に多いです。
どうやら、引っ越しをする際の給与確認などをしている中で、給与があがってない事実を改めて確認し、「なぜこうなんだ」と感じたのが最初の取っ掛かりのようでした。
非常にこのようなご相談も多いです。
このような精神状態では、以下のようなことになります。
・何が悪いか、わからない。
・自分自身のやってきたことを否定はしたくない
・何が悪いって、自分ではない、会社だ
・会社の評価制度が悪い
・会社の~が考えてみれば悪い
・自分自身にも自信がなくなっているが、そんなの言いたくない。認めたくない。
但し、現実はそう簡単に変わりません。
勿論、会社自体に問題があることも多々あるのですが、この場合は「人生の節目」を迎える不安なども相まっていろいろと考えすぎているようでした。
話しながら、彼は泣き出しました。
「このお給料じゃ、やってられない」
年収交渉はしたことがないということで、欲しい給与を伝えてみたら?というのを話しました。それに対して、は彼も納得したらしく、今後伝えてみるようです。
色々と自身が気になっていることなどを話したことで多少は整理されたようでした。
近視眼的になっていることも自覚していたようです。
勿論、お給料は大切なことですから考えていかないといけない問題です。
但し、自分自身で自分を課題評価していることもありますし、世の中の原理を勘違いしていることもあります。
一度、気になっているポイントを整理して、いろいろな考え方を共有しながら
頭の整理を行っていくのをお奨めします。
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