今回は、成功体験を振り返る重要性について書いてみたいと思います。
ここではよく就業先の上司が言いそうな「成功体験に縛られるな!!」
「過去に引っ張られるな!!」というのはおいておいて…
転職や今後のキャリアを考える際のアプローチとして紹介できればと思います。
成功体験を振り返る重要性は、
自らの成功体験を振り返ることで何を成功と考え、これからどんなことに対して
成功していきたいか気づくためです。
どのように振り返れば良いかというと、以下のような項目を考えてみてください。
・行動や実績、成果物
・それをしようと思った理由、動機
・成功要因を見つけるまでの過程
・成功までの過程で出会った困難や失敗、その乗り越え方、自分なりの工夫
・発揮できた能力(知識、経験、スキル、態度、姿勢)
・さらに改善すべきだった点
Contents
行動や実績、成果物
それをしようと思った理由、動機
読んでそのままではありますが、「成功」というワードを見た時に
何をまず思い浮かべたでしょうか。
自らのとった行動?自らのあげた実績?自ら作成した成果物?
どれでも構いません。
思いついたものに対して、「なぜそれをしようと思ったのか?」
というのを考えてみてください。
成功要因を見つけるまでの過程
これら「成功」を思い浮かべ、次に「なぜ成功したのか?」を考えてみましょう。
誰かがやっていなかったから?
誰かがやっていたから?
本やメディアでそれを見たから?
成功までの過程で出会った困難や失敗、その乗り越え方、自分なりの工夫
それを実行するまでの過程で出会った事柄について考えてみてください。
何が大変でしたか?
成功するまで何を失敗しましたか?
そして、その失敗を糧にしましたか?それとも気持ちとして忘れましたか?
それら成功するための自ら工夫は具体的にどのようなことをしましたか?
発揮できた能力(知識、経験、スキル、態度、姿勢)
その「成功」や「成功するまでの過程」においてご自身の何を発揮したのか
考えてみましょう。
本で読んだ知識が役立ちましたか?
今までの具体的などのような経験・スキルを活かしたと思いますか?
取り組むときの態度としてどのようなものでしたか?
また、取り組み姿勢として意識していたことなどありましたか?
さらに改善すべきだった点
「成功した」と言っても、さらにそれをよくするために、
今後さらに効率的に「成功する」ためにはどのような改善が必要だったと
思うか考えてみましょう。
まとめ
これらを書き出してみると、自らはどのような事を成功と捉え、
その成功のためにどのようなことをしてきて、どのようなものを活かしたのかなど
少しずつ見えてくると思います。
これらは自ら気づくためでもありますが、実は「職務経歴書」や「面接」でもこれらを応用することが可能となります。
企業は、「どのような成功をしてきた人間で、さらにそれはどのような外部要因・内部要因で成功をしたのか。そしてそれは当社で再現できる可能性があるのか。」などを気にしています。
それらの成功要因などをきちんと把握出来ているかによって、再現性も重要な要素として見られると思います。
よく、「自らがあげた実績を話す」ということをエージェントもおっしゃいますが
その通りです。ただ重要なのは、それら実績をあげるまでのプロセスがより重要です。
きちんと自らを捉えるために、一度「成功」について考えてみましょう。
「成功なんてしたことない」というお声もあるかもしれません。
そのような場合は「うまくいったと思っていること」というくらいでも構いません。
何かしら嬉しいと感じたり喜んだりした内容を元に「成功」を明らかにしていくことをお奨めします。
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