回答
話としては、
・ヘルスケア業界に行きたい
というご相談でした。
結論としては、
なぜヘルスケア業界?を明らかにしていき、転職に際する具体的行動を実行していくということになりました。
「ヘルスケア業界に行きたい」
なぜヘルスケア業界なのか?というのを伺っていきました。
彼は現在広告業界にいるようで、日々求人広告などを扱う中で健康関連へのユーザー関心や業界としての盛り上がりを感じていたとのこと。
高齢化が進む中で健康増進や維持などの関心も強まっていることも実感し、興味を持ち始めたとのことでした。
やや動機が弱いように感じるかもしれませんが、それは個人の自由ですから、問題はありません。
新卒採用のイメージだと「その業界を選んだ理由や原体験」をよく聞かれます。
しかし、中途採用は「即戦力採用」。
業界を選んだ理由よりは、それまでに何をやってきて、職場でその成果を再度出せそうか?という方の方が大切です。
「業界研究は必要か?」ということも気にされていました。
必要か不必要か、で言うとある程度は業務として必要になってくると思います。ヘルスケア自体の深堀りも必要でしょうし、領域にもよりますが競合他社も多くなっているので、自社を知るためには他社を知るという観点で競合分析などもある程度は必要になってくるので、学んでおいて問題はございません。
但し、上述の通り過度な業界研究で得た知識よりは、今までの自分を振り返り、それが今後何に活用できるのかをしっかりと考える方をお奨めしています。
業界についてはほどほどに、
その後の行動について一緒に考えていきました。
彼自身の自己分析です。
「志望理由」
日々、彼はいろいろな顧客に会う中でヘルスケア業界自体の高齢化も少し感じていたようです。まだ20代のうちに業界に入ることで、自らの親世代や自分自身の生活のためによりよい健康増進をしたいとのこと。
これを志望する会社を知っていく過程で(受ける前などに)その会社でしかできないことにおとしていくと、よい志望理由になっていきそうです。
「職務経験」
営業活動をする中で「企画」を考えるのが好きだったようです。
その「企画」というのを因数分解するようにお願いをしました。
企画と言っても様々です。
展示イベントなどを指していることもありますし、
キャッチコピーなどを一緒に考えること、
何かのコンセプトを考えることも「企画」と言えるでしょう。
彼が実施した「企画」は、
ヘルスケア業界を集めた求人広告などを特集として企画し、広告を見たユーザーに一気に業界注目を得るように業界知識と共に紹介したりしたようでした。
求人応募も多く、ヘルスケア業界の広告出稿社より多くの感謝を得たようです。
そのようなお話から、本来の「求人」という目的以外に業界自体をユーザーに教えることで「求人」と「知識」を届ける形が良かったとのこと。
本来の目的に目を向かせるには?などを考えることが得意なようでそれをヘルスケア業界でどう活かせそうかを考えていくことに着地をしました。
まだまだ粗い点はあるのですが、検討する方向性が決まったのでご本人も満足されていて、良かったと捉えています。
このように自らが「得意」と感じるのみならず、その得意なことを実施していった結果、その顧客・上司・マーケットなどから具体的にどのような評価をされたのかを元に「得意」「強み」を改めて考えて行くことは、とてもお奨めです。
繰り返しにはなりますが、転職では「業界を選んだ理由」よりも「ご自身が成果をあげてきた点を自ら振り返り、それを転職先で再現するにはどうするか」を考えていくのが良いと思います。
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