この記事では、転職エージェントとキャリアカウンセラーが混同している方も多いので、
キャリアカウンセラーとは?というのを少し書き、私の特徴についても触れてみようと思います。
まずは言葉の意味として「キャリア」について考えてみましょう。
「キャリア」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
エリート?官僚?人生?その人の仕事?どうなりたいか?
どれも間違ってはいません。
キャリアとは、環境との相互作用によって、生涯を通じて個人が構築し、個人により意味付けされたものです。
個人が構築して、個人が意味付けするものです。ですから
個人の認識によって大きく「キャリア」が変わってきます。
そして「キャリアカウンセリング」とは、その人の環境の中で効果的かつ自律的に機能できるように支援することです。
ですから同時並行で「その人の環境」「その人の概念」などを知る必要があるのです。
それが意味付けされて構築されていくからです。
環境とは家庭・会社・社会・地域などを指し、自らが生きている環境です。
それらによって人は出来上がっています。
概念とは、簡単に言うと「物事に共通している特徴」。
それでも難しければ「共通している考え方」といえば伝わりやすいでしょうか。
「その人の概念」とはその人の中で共通している考え方です。
それら概念のアップデートをして個人キャリア形成を図るのが
キャリアカウンセリング、しいてはキャリアカウンセラーの仕事です。
ついつい「転職させる人」「転職を止めてくれる人」などの印象が先行しますが、その人、個人個人の作られてきた環境や背景を理解・傾聴することで、ご本人に気づきやヒントを与えたりする職務です。
だから、こちらが「こうした方が良い」というのは基本的にNG。
ご本人が能動的に機能するのをサポートする、ということしかできません。
ただ、ここからは私の話なのですが
私は企業で事業を行っている生粋の事業家です。
日々、チームマネジメントや職種を超えたベクトルを合わせることを行っています。
現場では、「キャリアカウンセラー講習では学べないこと」が多数起きます。
当然、自らの部下には「こうした方が良い」と話すことも多数あります。
それが仕事だからです。
そして「キャリアカウンセラーの考え方をもってチームに触れ合うこと」の
効果は計り知れないことを実感しています。
組織で働く苦労を感じている方からの相談がものすごく多く、
組織内人事と話が合わないということや、
キャリアカウンセラーに相談したけど「状況把握がうまく伝わらない」という
悩みも多く、それでは本来の悩みと違うところで悩んでしまうことも多いのです。
だから「キャリアカウンセラーには相談せずに事業家に相談したい」という声が
増え、新たなスタートアップ企業やサービスが流行ってもいます。
ただあくまでもキャリアカウンセラーとしては、
可能な範囲で「自律的に機能」を追求したいのです。
いくつかの視点でこのメディアで相談者への回答もしています。
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