転職ナニカラ

キャリアカウンセリング観を持つことについて

先日、キャリアコンサルタント更新講習なるものを受けてきまして、
「コンサルタント自身のキャリアコンサルティング観を持つことが大切」という
ご指摘をいただきましたので、改めて表題について簡潔に書きたいと思います。

教科書通りの回答としては、以下になります。

キャリアカウンセリングとは、
“発達的視点に立って、成長と適応という個人の積極的側面に強調点を置き、個人が環境の中で 効果的かつ自律的に機能できるように支援すること。自己概念の開発を通してキャリア形成を図ること”。
自分が育った国や文化や社会環境、それら全体との関係の中で、人間が産まれ、成長に向けて進もうとする存在の中核概念として「自己概念」があります。
キャリアカウンセリングは自己概念の成長を促す働きかけである

『「経験代謝」によるキャリアカウンセリング』(立野了嗣 著)より

自己概念とは、自分と自分を含む世界をどのように規定しているか、
その人の規定の仕方とその内容とのことです。

キャリアカウンセリングの勉強をしている著者なので、
意味は理解できますが、イマイチぴんと来ないのではないでしょうか?

何となく、「相談すること」「就職・転職相談すること」みたいに感じている方が
多いのではないかと思いますし、そのどれも正解でもあると思います。

あくまでも「転職ナニカラ」著者としてのキャリアカウンセリング観としては、
・その人の「在りたい」を応援
・その人の外的要因のあるべき姿とうまく掛け合わせる
ということを考えています。

【その人の「在りたい」を応援】
誰しもが「自分は、こう在りたい」というのが根底にはあると考えています。
誰もが、自分の人生の主人公です。
決して大それた目標や夢でなくても構いません。
何かしら「こうだったらいいな」「こうなりたい」「こういたい」というような
「こう在りたい」はあると考えています。
それを応援したいと考えています。

【その人の外的要因のあるべき姿とうまく掛け合わせる】
キャリアカウンセラーの基本は、「本人の自発的行動や決断を支援する」であります。
ご本人の発言を否定したり、捻じ曲げたりすることは倫理違反になるため
多くの方はやらないでしょう。
しかしながら、著者としては、「どうしても自分では変えられない環境」も
存在すると考えています。
人間関係を含めた職場環境や家族の意向なども踏まえた家族環境など、
自分自身だけでは変えられない何かは存在すると考えています。

それら外的環境と自らの「在りたい」をうまく調和させることの支援が
出来れば良いと考えています。

「そうはいっても…」ということはだれしもあるはずです。

まずは、「自分はこう在りたい」を考えて、「環境把握」を進めることで
結果的に自身がどうするのが良いのかの理想を現実に落としていく支援が
出来れば良いと考えています。

区別をして考えてみることをお奨めします。

思考を止めずに、色々な角度で考えていきましょう。

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