相談者の声

【相談】Nさん20代男性「残業が禁止になって、もっと働きたい」

Nさん20代男性
Nさん20代男性
会社で残業禁止になっていて、もっと仕事がしたいのにやれない環境になっている。いつも残業が多いと叱られていて、嫌気がさしている

回答

話としては、
・会社が残業禁止になった
・もっと仕事をしたい
という2点についての相談でした。

結論としては、現状の状況を上長にきちんと共有してみるということになりました。

「会社が残業禁止になった」

まずは、彼に仕事内容や状況をお伺いしました。

彼は入社2年目の営業企画職。
新規事業の営業企画を行っているようです。
日々、営業企画業務として、新規事業のマーケティング領域などを実行されています。
新規事業はまだスタートして数か月なので、マネタイズを含めてやることが沢山あるようです。まだまだ会社では若手の立ち位置ながらも、日々チャレンジングなことを行っていることは難しいと感じながらも、楽しさを感じているようです。

そんな最中、会社全体で「残業禁止」というルールになったようです。

これについて、会社の導入意図を確認しました。
すると、彼の想像だと、コストダウン・無駄な時間を過ごさない、と捉えているようです。
こちらについては、想像ではありますが会社側の本来の意図が伝わってないのではないか?
と著者は感じました。

多くの会社では「残業ナシ」などのルールを導入し始めていますが、徹底はされていません。時間を削減する意図のみではなく、「生産性向上」という目的が多いのではないでしょうか。時間内で正しいこと・成果の出やすいことなどを行うことで、限られた時間で成果を出そう、という意図や、新たな仕事に時間を使おう、という意図などがあるのではないでしょうか。恐らくその導入意図が現場に伝わってないとすると、現場からは「この仕事量では無理だ」となるのではないか?とお話をお伺いしていて感じました。

「もっと仕事をしたい」

こちらについても、確認させていただきました。

彼曰く、新規事業の立ち上がり・マネタイズのためにやらないといけないことは多くあるようです。その多くをこなしているうちに、時間が過ぎ去っていってしまう様子。

彼自身が「やりたい仕事」をどのような仕事と捉えているかについてお伺いしました。

まだまだ新規事業でわからないことも多いので、いろいろと試して効果のあるものを沢山やっていきたいようで、そのためにもいろいろなテストを実行している様子。
その「やりたい仕事の正しさ」については誰かに共有しているか、と確認すると、事後報告で上長に話しているようです。

話をお伺いする中で、非常に難易度の高い仕事をしているものの、あれもこれも…となって、「想定される効果の高い仕事」「成果が出やすそうなこと」「正しいこと」に集中することが出来ていない様子を感じました。

業務を開始する前に上長などに想定される効果と共に実行計画などを提示して、
やるかやらないかも含めて確認するフローを追加してみてはどうか?というのをお知らせしました。

すると、まずはそのようなことをやってみる、ということで話を終えました。

このように「会社のルール」というものには、策定した理由がきちんとあるはずです。
これらを会社側がきちんと伝えて、理解してもらう必要がありますし、逆に従業員側も決まったルールにただ反発するのではなく、意図と共にきちんと理解する必要があるパターンは非常に多く存在します。

沢山の業務が集まって、途中に考えたりせず自身の限られた時間を何に活用するのか、
というのをきちんとチームメンバーや上長に共有してからスタートした方が良いと考えらます。

まずは、自身の置かれた環境のみに満足・不満足を考えず、その環境になった意図などから考えてみることをお奨めします。

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